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四賀化石館のあらまし
更新日:2021年12月20日更新
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松本市東北部の四賀地区一帯には、別所層や青木層など、新生代第三紀の化石を多く含む地層が広く分布し、長野県内でも有数の化石産出地のひとつとして知られています。
1986年(昭和61年)に反町の保福寺川川岸の露頭で小学生によって偶然にも掘り出された化石は、1988年(昭和63年)の発掘の結果マッコウクジラの全身骨格であることがわかり、環太平洋でも2例しかない大発見となりました。旧四賀村ではこの化石を含めて、村内から採集されたクジラや魚類、植物などの化石を収蔵・展示する目的で、平成元年(1989年)に化石館を開設しました。
館内に一歩足を踏み入れると、全長5.5mのマッコウクジラの化石と天井から吊るされた全長8.4mのミンククジラの骨格標本が圧倒的な迫力で迎えてくれます。そのほか、世界各地の化石や動物標本に出会うことができます。