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5 殿村遺跡と虚空蔵山城跡を訪ねる
四賀支所から虚空蔵山頂までのコースガイド
松本市役所四賀支所を起点に、中ノ陣城を経て、オゲ水から虚空蔵山頂に至るコースをご案内します。
このコースは徒歩によるほか、起点からオゲ水までの間は自動車をご利用いただくことができます(雨季や冬季には林道の通行ができないことがありますのでご注意ください)。
(1)起点:松本市役所四賀支所
- 松本バスターミナルからアルピコバス四賀線で約40分
- 長野道安曇野ICから約20分
- 標高620m
(2)会田宿交差点
町並みは旧善光寺街道会田宿の面影を残します。
<信号を北に直進>
(3)殿村遺跡・長安寺・旧会田中学校校舎
- 支所から約0.4キロメートル
- 標高640メートル
発掘地はゲートボール場の先、道路左側の空き地です。
手前右手の木造建物は、昭和28年建築の旧会田中学校校舎で、その背後に長安寺があります(現在お堂はありません)。
右手に見える旧校舎を通過
左手に殿村遺跡が見える
(4)廣田寺
- 支所から約0.75キロメートル
- 標高660メートル
会田氏の菩提寺で、参道周辺の石造物は市指定文化財です。
<門前の橋を渡ってすぐ、お寺の駐車場角を右折する>
左手にある橋を渡る
駐車場の角を右折して北へ
(5)会田塚
- 支所から約1.2キロメートル
- 標高670メートル
小さな橋を渡った道路右手、墓地手前の茂みにあります(少し分かりにくい)。
会田氏一党の刀剣や具足を埋めた塚と伝わり、大きなしだれ桜の株元に石碑が立っています。
(6)四賀運動広場(野球場)・林道虚空蔵線入口
- 支所から約1.5キロメートル
- 標高709メートル
<野球場を過ぎたら左折し、舗装された林道に入る。通行注意>
野球場を通過
分岐点を左折
林道虚空蔵線を登っていく
(7)虚空蔵山城跡中ノ陣城入口
- 支所から約3.3キロメートル
- 標高920メートル
<道路脇に駐車し、白い案内標柱から徒歩でゆるい上り坂の山道を進み、水ノ手、中ノ陣城をめざす>
林道の左手に標柱がある
山道を登り中ノ陣城へ
(8)水ノ手および周辺の平坦地群
- 中ノ陣入口から約0.2キロメートル
- 標高937メートル
秋吉城から下る竪堀3本を経て、湧水(水ノ手)に至ります。道下には石垣をともなう数段の平坦地があり、平成24年から発掘調査を実施しています。
<湧水からさらに山道を進むと、壁のような大土塁にたどりつく。足元に十分注意して左側から中ノ陣城主郭へ>
水ノ手を通過
石垣を伴う平場群
大土塁の左脇を進む
(9)虚空蔵山城跡中ノ陣城
- 中ノ陣入口から約0.4キロメートル
- 標高940メートル
背後に大土塁を構えたやや広い平坦地があり、ここから殿村遺跡や会田宿、北アルプスが一望できます。解説板あり。
中ノ陣城の平場に至る
平場前面には石垣が巡る
(7)中ノ陣城入口(戻る)
<林道虚空蔵線をさらに進む>
(10)オゲ水(岩屋神社参道入口)
- 支所から約3.7キロメートル
- 標高940メートル
<ここで道路脇に駐車し、岩屋神社まで徒歩で登る>
Aコース(鳥居に向かって左側、案内板後ろの登山道をつづら折れに登る)
Bコース(鳥居をくぐって石段を急登する。足元危険、体力を要します)
(11)岩屋神社
- オゲ水から徒歩約40分
- 標高1057メートル
磨崖仏と洞くつに懸け造りの社殿がある。
<ここから登山道はさらに急坂になります。足元に十分注意>
(12)終点:虚空蔵山頂上(峯ノ城)
- 岩屋神社から徒歩約20分
- 標高1,139メートル
手前の副郭を経て、標柱のある主郭へ。北アルプスや筑北地方が眺望できます。
ここを起点に峰の上を西にしばらく進むと、眺望の素晴らしい岩場があります(その先は岩井堂の登山口に至る)。
東に進むといくつかの大きな堀切を経て、峰の東端に至る(東からの登山道に出る)。