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自宅で作る氷は、一部が白くなりませんか?
ここでは、きれいで透明な氷の作り方について説明します。
ぜひ気になる方は試してみてください。小学生の自由研究にもご活用ください。
氷の元になる水には、水以外の不純物(塩素、空気など)が含まれています。
この不純物が凍結すると、その部分が白くなってしまいます。
そのため、水の部分のみを凍結すると、きれいで透明な氷を作ることができます。
透明な氷は、かき氷や飲食店で使用されていることから、見た目がきれいなことはもちろんですが、
硬くて、溶けにくい特徴があります。また、不純物が取り除かれることから、水以外の味や臭いが消えるため、
水道水特有のカルキ臭が気になる方にはおすすめです。
左の写真にある道具を準備します。
1 発泡スチロールの箱(断熱性のある箱)
2 水を入れた容器
3 タオル(緩衝材や布きれなどでも可)
左の写真のとおり、中央に水を入れた容器を置いて、
その周りを囲うようにタオルを入れる。
※注意点:容器の入口以外から冷気が
入り込まないように徹底する必要がある。
ゆっくり凍結させることで、より透明な氷を作ることができます。
冷凍庫の温度としては、マイナス10℃~マイナス20℃を目安にしてください。
(一般的な冷凍庫の温度は、マイナス18℃前後のようです)
冷凍する時間については、温度によって異なりますが、18~30時間を目途にしてください。
※注意点:容器の上の方から凍結していきますが、6~8割まで凍結したら取り出してください。
冷凍庫から取り出した氷は、上の方が透明で
赤枠で囲んでいる下の方に不純物が溜まり、
白く濁っている状態になっています。
この白い部分を取り除くと完成です。
(白い部分は凍結していないため、簡単に除去できます)