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移住者インタビュー

更新日:2022年5月20日更新 印刷ページ表示

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「栞日」オーナー 菊地徹さん

松本市で「栞日」を開業した菊池徹さんの写真

【プロフィール】

株式会社栞日 代表取締役 菊地 徹(きくち とおる)さん

静岡市出身。筑波大卒業後、旅館、ベーカリー勤務を経て、2013年松本市で独立系出版物を扱うブックカフェ「栞日」を開業。木崎湖畔でのイベント「ALPS BOOK CAMP」主催。2016年現在の店舗に移転し、旧店舗で中長期滞在型の宿「栞日INN」をスタート。2020年から銭湯「菊の湯」継承。

松本に移住するという認識はまったくなかった

コーヒーを淹れる菊池さんの写真

僕の場合は就職に伴い松本に転居してきたので、実は移住をしたという認識ではありません。たまたま流れ着いたというか、気に入ったから居着いたというか。少し経緯をお話しすると、大学2年生の頃からスターバックスコーヒーでアルバイトをしていて、大学卒業後も半年間勤務をしていました。

街の中に店があってその地域に住んでいる人たちがそれぞれのペースで訪れて、一定の時間を過ごして、また日常に戻っていく…そんな時間と場所が提供できるような、”自分なりのスターバックス=自分なりのサードプレイス”を将来的につくりたいと考えるようになりました。

それを始めるためにはサービスについて深く知りたいという思いが強くなり、高級ホテル・旅館といった宿泊業に絞って就職活動をはじめました。そこで就職が決まったのが松本市の扉温泉にある「明神館」でした。就職先は全国どこでもよくて。松本に来たのはそうですね…、偶然ですね(笑)

1年間かけて松本の街を知るようになった

コーヒーを淹れている手元の写真

明神館で妻に出会い、二人で一緒に店を始めようということになりました。その後、僕は小さな規模の店舗での経営を学ぶために、軽井沢にあるベーカリーに転職し妻はそのまま松本に残りました。妻に会いに軽井沢から松本に通うという生活を1年間続けた中で松本市街地を歩く機会が増えていき、ようやく街の様子が見えてきたという感じでした。

スケール感や自然との距離感がちょうどいい街

栞日の外観の写真

僕が松本を気に入った理由はいくつかあります。まず日常生活の徒歩圏内に個性あふれるカフェ・雑貨店など小さなお店がいくつもあって、そのような店の存在が街の風景をつくり出しているところ。コンパクトにまとまっているから街の規模感としても、ちょうどいいところ。

街と自然の距離感がほどよくて、車や自転車ですぐにアクセスできる場所にネイチャーの要素があるところ。

栞日の本棚の写真

一番気に入ったのは、この街に暮らす移住者の先輩方がそれぞれの世界観で店を営んでいるというのが伝わってきたことです。この土地であれば自分なりのサードプレイスを自由に表現することができると感じて、松本に暮らし店を構えることに決めました。

松本は移住者が多いせいか、よそものに対して寛容なところがありますね。市街地については城下町だからか町人気質の人が多いこともあり、それぞれ自分の仕事に専念しているというか。好きなことをやらせてくれる街というイメージですね。

栞日のカフェの内装の写真

だから、よそものの僕らがこの街に住ませてもらって、好きなことをやらせてもらっていることに対して、何か松本の街へ恩返しができるようにといつも考えています。

豊かな自然環境の中でのびのびと子どもが育つ

店を始めた当初は市街地で暮らしていましたが、現在は市街地から少し離れた中山地区に家族4人(夫婦+子ども2人)で住んでいます。田んぼや里山を身近に感じる環境で季節の移ろいを感じながら過ごす毎日は、本当に気持ちいいなと感じています。自然の中で子どもたちものびのびと育っていますね。中山地区に子どもが増えたということで、地域のおじいちゃんやおばあちゃんもとても喜んでくれているようです。

松本に移住を考えている方へ

インタビューを受ける菊池さんの写真

松本に移住を考えている方には、表面的に語られている松本とは違うところを何度か訪れて見てもらえるといいと思います。例えば日帰りではなくて2~3泊、条件が許すならば1週間「暮らしの仮体験」をしてみるといいですね。

栞日が営んでいる「栞日INN」はまさにそういう方向けの宿で、実際に移住体験をするために利用してもらいたいと考えて始めたものです。実際その街に一定期間住んでみないと分からないことも多いですし。

例えば夏の松本は上高地や北アルプスがクローズアップされることが多いので「松本の夏は涼しい」と思われがち。実際には盆地なので真夏の日中の気温30℃超えは当たり前、その代わり寒暖差が激しい分、朝晩は涼しくて過ごしやすいというようなことも体験してみないと分からないですよね。もちろん冬の寒さも同様です。

実際に松本を訪れて「本当にこの土地が自分の肌に合うかどうか?」を見極める必要はあるかなと。まずは季節ごとに松本の街を歩いて、街の様子を知ってもらうことから始めると、移住後のイメージもつかみやすくなりますね。

 

「CLAMP」クリエイター/デザイナー 成田夏紀さん

【プロフィール】

フリーランスクリエイター 成田夏紀さん

東京都足立区千住出身。実家は酒屋。2015年9月松本市に移住し、現在は自転車とアウトドアのお店「CLAMP」に勤務しながら、イラストやデザインを中心にイベント企画も行うなど幅広い活動をされている。趣味は自転車(主にロードバイク)、ボルダリング、ランニングなどのアウトドアと街歩き。長野県を盛り上げるために、フリーペーパーの発刊活動などにも力を入れている。

そもそも松本市に移住をしたかったワケじゃない?!

CLAMP松本で働く成田さんの写真

松本市に移住を決めたきっかけですが、実は特に移住がしたくて来たというわけではありません。その当時、結婚していた夫が転職先を探していました。私はまったくどこで勤務するとか知らされないまま「仕事が決まったよ」と言われた先が松本でした。

松本市は移住するのにハードルが低くていい

趣味のトレッキングをしている成田さんの写真

ハンモックに座る成田さんの写真

移住前、本当に何の情報もなしで来てしまって、それまで長野県ってキャンプ場やゲレンデの中ぐらいしか知らなかったので「ちゃんと暮らしていけるかな?」とすごく不安に感じていました。

いざ実際に住んでみると、市街地には買い物をするのに便利なお店やスーパー、大型ショッピングモールもあり必要なものが何でもそろっていて、東京で暮らしていた頃と同じぐらいの感覚で暮らせました。まち自体がコンパクトにまとまっているので、暮らしやすいというのが実感です。自然豊かでありながら都会的な要素もあるので、松本は移住するのにハードルが低くていいと思いました。

すぐ近くに自然があふれているから、アクティビティが気軽に楽しめる

趣味のロードバイクをする成田さんの写真

松本のいいところは、まちの中で不自由なく暮らしながら、ちょっと自然の中に行きたければすぐに行けるところですね。市内からちょっと移動すればいくらでも遊べる里山の自然があふれているので、アウトドアやスポーツなどのアクティビティが気軽に楽しめます。出勤前に時間がある時は、近所の里山まで自転車でちょっと走ってくるなんてこともよくやっていますよ。自然が好きな人にとっては抜群の環境ですね。

最近はランニングをしながら、国宝松本城とその先に見える北アルプスの風景を眺めています。普段生活している中にお城があってその先に自然があるなんて今まで住んでいた場所にはない風景ですし、私にとっては松本の暮らしそのものが特別な感じです。

松本に移住してから食や暮らしが豊かになった

ロードバイクで走っている様子の写真

松本の魅力といえば、やっぱり空気がきれいで水がおいしいことですよね。東京から松本に帰ってくると「あ~、やっと息ができる~。空気おいしい!」っていつも思います(笑)。

あと野菜や果物がとにかく新鮮で、安い上に本当においしい!東京にいる頃はあまり気にしたことはなかったんですが、松本に来てから旬の野菜や果物がこんなにおいしいことを知りました。キノコの種類がたくさんあることも知らなかったですし、お米も選ぶようになったし、松本に移住してから食や生活の環境が本当に豊かになりました。

松本は人と人とのつながりが深いまち

ロードバイクのイベントの写真
​年間を通じてアウトドアを中心にさまざまなイベントを開催

成田さんが企画したイベントの様子の写真
​成田さんが企画したイベントでは松本の多くの方々が協力

地方へ移住すると「よそから来た人」みたいな扱いを受ける印象がありましたが、松本は新しい人を歓迎してくれるムードがあるのでその点はとてもありがたかったですね。

移住者が多いせいか、新しい人が来て新しい何かをやろうとしたときに受け入れてくれるし、協力もしてくれます。実際に私が開催したイベントでは、地元の方々が場所を提供してくれたり、「今度一緒にやりましょう!」と誘ってくれたりして。そういう人と人のつながりが深い松本のまちの雰囲気がとても気に入りました。

CLAMPにある成田さんがデザインした階段の写真
​CLAMP松本には成田さんデザインの作品が多く並ぶ

成田さんがCLAMPの黒板に描いたイラストの写真成田さんがデザインした店内装飾の写真
​かわいい手書きイラストや文字も作品の一つ

実は移住後にデザインの勉強のため、半年から1年近く東京で暮らしていた時期があって…その間に結婚生活に終止符を打ち、これからどうしようかな?と思っていたのですが「フリーでクリエイター活動をするなら東京よりも松本の方がいい!」と思って松本に帰ってきちゃいました。

CLAMP松本母屋の店内の写真
​勤務先の「CLAMP松本母屋」店内

CLAMP松本母屋で働く成田さんの写真

松本のまちのことをすごく気に入っていた時期でしたし、ちょうどそのタイミングで現在の勤務先であるCLAMPの方から「うちの店で働かないか?」というお話がありました。今のように働きながらフリーでクリエイター活動ができるのは、人と人との深いつながりがあったからなのかなと。

松本に移住を検討している方へのアドバイス

トレッキングを楽しむ成田さんの写真

松本は「よし地方移住するぞ!」と意気込まなくても生活がスタートできるまちだと思います。

ハードルがかなり低くていいというか、都心部にいる時とそんなに感覚を変えなくても生活ができるので、結構軽い気持ちで来ちゃっても大丈夫かなと。東京よりも情報があふれすぎていない分のんびりできるので、空いた時間を趣味の時間にしてもいいし、自然の中で豊かな時間が過ごせます。

ただし松本は車がないと不便なことも多いので、移住前に自動車免許は取っておいた方がいいです。私も松本に来てから、慌てて自動車免許を取得したので結構大変でした。あと冬は寒いので住む場所や住居によっては光熱費が高くなる場合もあります。雪は年に数回降る程度なのでそれほど困りませんが、降った時に焦らないように備えをしておくといいですね。

地元を盛り上げる活動に力を入れていきたい!

イラストを描く成田さんの写真

今後の目標としては、松本のまちに何かいい影響を与えられるようなことができたらいいなと考えています。これまで松本の人からよくしてもらった分、松本のまちに恩返ししたい!という思いで、イベントや情報発信などで地元を盛り上げる活動に力を入れていきたいですね。

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