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令和4年8月 保育園・幼稚園の給食
8月の献立のテーマは、「郷土食・行事食に親しみましょう」「夏野菜をおいしく食べ、暑い夏を元気に過ごしましょう」でした。
この時期ならではの郷土食・行事食としてかぼちゃと昆布の炒め煮・鉄火なす・七夕ほうとう・天ぷらまんじゅうを提供しました。
また、夏バテせずしっかり食べて、元気に過ごしてほしいという願いを込めて、暑い夏でも食べやすい酸味や爽やかな香り、香辛料を生かした白身魚のレモンソース・鶏肉のさっぱり煮・レモンクッキー・かじきのさらさ揚げなどのメニューも取り入れました。他にも夏野菜を多く使用し、旬の味を味わえる献立を提供しました。
給食の様子
8月1・22日 お昼 【かきたま汁・焼き魚(鯖)・かぼちゃと昆布の炒め煮・すいか】
松本(安曇野)地域のお盆のご馳走のひとつとして、干し揚げや切り昆布、旬の野菜の煮物があります。
今回は、油揚げと切り昆布を使用したかぼちゃと昆布の炒め煮を取り入れました。
この日、栄養士が訪問した年中児のクラスでは、松本の伝統食であることを説明すると、おばあちゃんがよく作ってくれると話をしてくれた子どもがいました。
8月3・24日 お昼 【春雨スープ・鉄火なす・のり酢あえ・メロン】
鉄火なすは、なすを多めの油で炒め、甘みそで調味した長野県の郷土料理です。
この日、栄養士が訪問した園では、なすが苦手な園児も多いということでしたが、
みそ・砂糖・みりんで味付けをして、豚肉やピーマン、赤や黄色のパプリカの入った色鮮やかな鉄火なすをおいしいと喜んで食べていました。
8月4・25日 お昼 【じゃが芋のみそ汁・白身魚のレモンソース・ごま和え・メロン】
白身魚のレモンソースは、揚げた白身魚にレモンソースをかけたものです。
すっぱいものが苦手な子も多いですが、このレモンソースはレモン汁や酢のほかにしょうゆと砂糖で甘辛い味になっていますので子どもたちもよく食べていました。
豚肉や鶏肉でもおいしくできますので、ぜひご家庭でも試してみてください。
8月4・25日 おやつ 【お好み焼き・牛乳】
今回のお好み焼きは、お好み焼きの生地にきゃべつ・長ねぎ・桜えびを入れてふっくらと焼き、ソース・青のり・かつお節をのせました。
天板に流し入れ大きく焼いたものを切り分けたり、1人分ずつ小さく丸く焼いたり、園ごと工夫して焼きました。
8月9・29日 昼食 【具だくさんみそ汁・かじきのさらさ揚げ・わかめの酢の物・トマト】
さらさ揚げは、カレー粉の黄色がインドの起源の更紗(さらさ)という染め物に似ていることから、この名前がつきました。
子どもたちに人気のカレー風味で暑い夏でも食欲の進む一品です。この日、栄養士が訪問した園では、年長児が育てて収穫したトマトを提供していました。
保育園給食について
- 保育園給食は、食(食材)経験が浅い乳幼児を対象としているため、”サイクルメニュー”を実施しています。サイクルメニューとは月に同じ献立を2回実施するもので、1回目に食べられなかった献立も、2回目には食べることができるようになっていきます。
- このほかに、個別対応として、離乳食と食物アレルギー対応食も献立を作成し、各保育園で提供をしています。
- 汁物のだしは、煮干やかつお節を使い、カレーやシチューのルーも小麦粉とバターから手作りしています。
- おやつは、ほとんどが手作りです。幼児は体が小さい割に栄養必要量が多く、一度にたくさんの量が食べられないため、3食の他におやつで補うことが必要になります。おやつも食事の一部と考えているため、おにぎりやパン、芋類なども取り入れています。
松本市の食育については、”まつもとの食育”をご覧ください。