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ぼんぼんと青山様

更新日:2021年12月20日更新 印刷ページ表示

 (読み方)ぼんぼん と あおやまさま

  • 指定等区分 市重要無形民俗文化財
  • 指定年月日 平成4年(1992年)3月11日
  • 種別 風俗習慣
  • 所在地 市内各所
  • 所有者 実施地区責任者

城下町松本の風情を色濃く映す

城下町から周縁部へ広がる

ぼんぼんと青山様は、ともに江戸時代末期頃から城下町の親町三町である本町・中町・東町を中心に始まったといわれます。行事をおこなう範囲は次第に広がり、現在では周縁部の新興住宅地でもぼんぼんや青山様をおこなっているところがあります。

ぼんぼんは、紙で作った花を頭に飾り、浴衣にほうずき提灯をさげ、ポックリ下駄をはいて「ぼんぼんとても今日明日ばかり、あさっては山のしおれ草」と町内をうたい歩く、8月上旬の女の子の行事です。かつては現在のように列を組まず、「盆を組む」などといって女の子が互いに肩に手をかけて町のなかを練り歩いたといいます。歌は哀調を帯びたメロディで、先祖の霊をしずめる行事ともいわれています。

青山様は「青山神社」という小さな幟(のぼり)を立てた神輿(みこし)をかつぎ、「青山様 だい、わっしょいこらしょ」などと掛け声をかけながら町内(地区)の各家をまわる行事で、おこなう時期はぼんぼんとほぼ同じというところが多いです。賽銭(さいせん)を集める町内も多くあり、神輿をかつぐ者、神輿を休める台を持つ者、賽銭箱を持つ者など、学年によって役割を決めている場合があります。神輿には先祖の霊を迎えるものといわれる青杉が盛られます。

この二つの行事とも町会によって違いがありますが、かつてはおおよそ8月上旬からお盆頃にかけておこなわれました。ぼんぼんは、女の子にとっては浴衣を着てポックリ下駄をはくことが何よりも楽しみであったといいます。青山様は、男の子にとって夜遅くまで遊ぶことが許された行事で、賽銭を強要したり、他の町内と神輿をぶつけて喧嘩(けんか)をすることもたびたびあったといいます。市街地に暮らす子どもたちにとって、これらの行事は夏の大きな楽しみでした。

二つの行事をめぐる新しい動き

古くからおこなわれるぼんぼんと青山様に対し、昭和50年(1975年)から始まった現代的な祭り、松本ぼんぼんは年々盛んになっています。ぼんぼんといえば、連を作って歩行者天国をにぎやかに歌い踊る松本ぼんぼんのことと思う人も多くなっています。この行事には子どもの参加者も多いですが、連は一夜限りで失われ、ぼんぼんや青山様のような地域への帰属意識はうすくなりがちです。

このようなことや子どもが少なくなったこともあり、ぼんぼんと青山様は一時すたれた時期もありました。そこで、このような動きを憂えた市民有志が昭和60年(1985年)頃に保存伝承を目的とした会を結成し、毎年、これらの行事の集いを開いたり、ぼんぼんの歌の講習会を開くなどしました。近年は会の努力が実り、ぼんぼんと青山様は再び盛んにおこなわれつつあります。このページのトップに戻る


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