まつもと文化遺産

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更新日:2019年3月25日

まつもと文化遺産について

 市民が自分の住む地域に誇りを持ち、歴史や文化を活かしたまちづくりを進めるため、地域で保存活用されている関連文化財群(歴史的・地域的関連性に基づき、一定のまとまりを持つ複数の文化財)の中から基準を満たしたものを「まつもと文化遺産」として認定する制度を創設しました。

まつもと文化遺産とは

 「松本市歴史文化基本構想」では、歴史的・地域的関連性に基づく一定のまとまりを「関連文化財群」として設定しました。
 これらの中で一定の要件を満たしたものを「まつもと文化遺産」として認定し、その活用事業を支援するものです。

認定基準(まつもと文化遺産制度実施要綱第3条)

1 保存活用団体により保存及び活用されているもの
2 保存活用団体は、次に掲げる要件をすべて満たすもの
(1) 関連文化財群の保存活用事業が、地域内に広がりを持ち、地域のまちづくりや活性化に寄与するものであると認められること
(2) 関連文化財群の保存活用に係る具体的な事業計画を有すること
(3) 担い手の育成や青少年への教育にも配慮するなど、関連文化財群の保存活用について継続性が期待できること
(4) 関連文化財群を構成する物件のうち、事業に係る物件の所有者又は管理者から事業実施の同意が得られていること

 「まつもと文化遺産」認定候補となる文化財群一覧です。

認定申請について

 「まつもと文化遺産」の認定申請を検討される団体は、申請前に文化財担当へ御相談ください

認定まつもと文化遺産

古代より人々の集うまち~ふれあい広がる大日堂~

認定年月日

平成31年(2019)2月26日

保存活用団体

松本市沢村町会

構成する文化財(関連文化財群)

大日堂、道祖神、首貸せ地蔵尊、賢忠寺跡、数珠回し、大門沢川、沢村おんど

ストーリー

 東西の大門沢川が合流する一帯は水の便に恵まれ、縄文の昔から人が集まり、集落遺跡や古墳が残ります。戦国時代に小笠原長時が戦勝祈願をしたと伝わる大日堂にはかつて修験者がいて、今も大日如来座像などの諸仏が安置されています。毎年3月には「数珠回し」で人々は地域の安全を祈ります。また、この地は城下町の北のはずれで、沢村の村ざかいには道祖神がまつられています。松本城主水野忠清に由来する賢忠寺跡や首貸せ地蔵尊は、松本城との関係を物語る文化財です。

 これらの文化財群からは、古代から現在にいたる人々の信仰や地域の営みを浮かび上がらせます。

活動

 歴史講演会を通して文化財の価値をみんなで学び、大日堂のケヤキの落ち葉で子どもたちと焼き芋会をしたり、復活した「沢村おんど」を各地で披露することなどで、文化財を確実に後世に伝え、ふれあいを広げ、大日堂を核にした地域づくりをより一層進めていきます。さらに英語案内版やQRコードを利用した情報発信なども一層充実させていきます。

近代今井の象徴~幕府領が守った文化財~

認定年月日

平成31年(2019)2月26日

保存活用団体

今井地区文化財委員会

構成する文化財(関連文化財群)

宝輪寺遍照(へんじょう)殿(でん)・鐘楼・千手観音立像
正覚院観音堂ほか堂宇・聖(しょう)観音(かんのん)立像・什物
田中家墓地石仏、三村家千手観音立像、若沢寺庫裡(にゃくたくじくり)襖絵(ふすまえ)軸

ストーリー

もらい受け 堂宇(どうう)整う 廃仏(はいぶつ)毀釈(きしゃく)~今井ふるさと歌留多より
 明治の廃仏毀釈によって松本藩内の多くの寺院が廃寺となりましたが、幕府領であった今井にはこの災難が及ばず、壊されそうになった仏像・建物をこの地に受け入れました。今井は古くから仏教文化が色濃く、念仏講が盛んで多くの名号碑があります。一連の文化財群を見ると、仏さまを受け入れた背景だけでなく、廃寺となった波田若澤寺・浅間温泉大音寺、北小野真光寺などの歴史も語りかけてきます。明治維新の激しい時代の変わり目にさまざまな理由で今井へもたらされた文化財を、先人は今日まで守り通してくれました。

活動

 松本の廃仏毀釈の歴史、文化財を守った彼らの心根を、みんなで学びます。文化財を送り出した地区や、幕府領で仏さまを受け入れた他の地区へも学習の輪を広げます。この文化遺産を未来へ守り継ぐために、見学会、文化財調査、紙芝居やパンフレットの作製、新規就農者向けの講座、今井小学校などでの講師役を行い、文化財を守る担い手の育成につなげます。

まつもと文化遺産補助制度について

こちらのページを御覧ください。

お問い合わせ

教育部 文化財課

〒390-0874 長野県松本市大手3丁目8番13号(大手事務所3階)

電話:0263-34-3292

FAX:0263-34-3290

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