このページの先頭ですサイトメニューここから
このページの本文へ移動
松本市:ホームへ
  • 音声読み上げ・文字拡大
  • Multilingual
  • サイトマップ
サイト内検索
  • くらし・手続き
  • 健康・福祉
  • 子育て・教育
  • 施設案内
  • 松本の魅力
  • 市政情報
サイトメニューここまで

本文ここから

第30回 受賞作品

ページ番号:459-797-645

更新日:2018年11月13日

建築家と巡る城下町みずのタイムトラベル
最優秀賞 「建築家と巡る城下町みずのタイムトラベル」ツアーによる街並み・景観の普及活動

 松本市景観賞は、景観に対する市民意識の高揚と、良好な景観形成に向けた市民のまちづくり活動の推進を図るものとして、平成元年にはじまりました。本年度は、最優秀賞1件、部門賞2件、奨励賞9件の全12作品が受賞となりました。これまでの応募総数は821件にのぼり、受賞作品数は254件をかぞえます。

平成30年度 松本市景観賞総評

景観賞選考委員会 会長 石井信行

 今年度の最優秀景観賞は、まちづくり活動部門に応募された「『建築家と巡る城下町みずのタイムトラベル』ツアーによる街並み・景観の普及啓発活動」に贈られることになりました。30回という節目に、まちづくり活動部門の応募作品に最優秀景観賞を授与できたことは非常に喜ばしいと感じます。
 平成21年度にまちなみ部門から受賞した「蔵のあるまち・松本中町通り」を除くと、本賞は建物など特定の個人や団体の作品と捉えられるものに授与されてきました。当選考委員会においては、多様な要素が互いに働き合って一つの風景を作り出していると認識しながら、その景観の何を評価し、そして景観賞という賞を何に対して授与することが望ましいのかを常に議論して来ました。
 まちづくり活動部門の応募作品については、そのいずれも関わる方々の思いや活動が尊いものであることから、できるだけ多くの作品を評価をしたいという気持ちがある一方で、活動が景観をどのように変化させたのかが見えなかったり、良い変化が見られるものの活動期間が短く将来に渡ってその状態が継続していくのか分からなかったり、ということがあり、授賞について慎重にならざるを得ないという事情がありました。そのためもあってか、この部門への応募数は近年少なかったため、募集方法の工夫などをし、昨年度はまちづくり活動部門へ5件の応募が有り、さらに今年度は6件へと増えました。それらの中で、「『建築家と巡る城下町みずのタイムトラベル』ツアーによる街並み・景観の普及啓発活動」が、活動にストーリー性があり、具体的な成果が見えること、継続性が期待できることが評価され、まちづくり活動部門から初の最優秀景観賞となるとともに、4作品が奨励賞となりました。
 今年度の部門賞は建築物・工作物部門の建築2作品のみで、市民なら誰でもご存知だろう中心部のランドマークとなった「信濃毎日新聞社松本支社(信毎メディアガーデン)」と、うっかり見過ごしてしまいそうな小さな個人住宅兼店舗の「山崎理髪店」という対照的な組合せとなりました。前者は建物と周辺の空間において市民が新たな景観を経験する場を創造したことを、後者は市内で家づくりを考えている市民に良い例となることが期待できると評価した結果です。
 松本市景観賞は、市民の方々に選出された作品自体を知って頂くこととともに、選考委員会がそれらの作品に何を見いだしたのかに興味を持って頂くことを期待しています。

景観賞選考委員会 副会長 宮沢 功

 景観はそれを構成するさまざまな要素の総合によって作られます。そのため景観構成要素である建築物、工作物、看板類そして自然景観の個々の状況とその相互関係が重要です。しかし現実的には計画される時期や計画者も異なり、これらが結果として良い景観となるためには、対象物を設計する時に関係する要素を総合的に計画するか周囲との状況を配慮しながら対象物の質を高めることが大事です。
 松本市の景観賞は応募部門として建築物・工作物部門(建築物、看板等、造園等)、まちづくり活動部門、まちなみ部門、公共施設部門となっています。そして建築物、工作物、看板、造園などの評価視点は、それらが関連する周囲との関係を考えながら設置されている場所が松本らしい景観である場合はその景観といかに調和させ新しい試みがあるかを、周辺景観があまり良くない場合は審査対象が周辺景観に対し良い影響を与えるような試みがあるかを審査します。
 その様な視点から公共施設部門の看板「鯛萬の井戸のサイン」は周囲との関係に課題はあるが看板自体は松本の伝統的な工芸技術を使い歴史的な井戸に相応しい質を表現しており、今後周囲の景観に反映することが期待されます。このように建築物、工作物(土木工作物、看板などのサイン類)等の対象は単体の質や試みが評価されます。まちづくり活動部門については、その活動目標と内容が具体的に街の景観にどう反映し、市民及び市外の人々の松本の景観認識に効果的に寄与したかを評価しますので目標と内容そして成果を確認することが大切です。
 まちなみ部門は対象となる街並みの目標と具体的な状況が評価の対象となりますのでそのような視点での応募を期待いたします。
 今年は新しい傾向として、「うすいクリニック」「信濃毎日新聞社松本本社(信毎メディアガーデン)」「SBC信越放送松本放送局」などに、蔵造りや屋敷林、松本城などの松本らしさに加え新しい松本らしさの表現の可能性が見られたことです。まちづくり活動部門でも最優秀賞の「『建築家と巡る城下町みずのタイムトラベル』ツアーによる街並み・景観の普及啓発活動」「水めぐりの井戸 美化活動」などの松本の歴史と資産をテーマにした活動と「第三地区の歴史を大切にしたまちづくり活動」の様な歴史遺産を大切にしながら新しく変化する松本を考える視点が見られたことが印象に残りました。
 公共施設部門に関しては景観の対象が国、県、企業、個人など多くの主体が混在していることを考えると、公共施設部門としてではなく建築物、工作物、看板、造園などや、まちなみ部門として応募できるように考えることが必要です。特に公共施設は建築や土木など景観の主要部分を占めており都市の景観を牽引する上で大切な要素でもあるので注目したいところです。

最優秀景観賞

「建築家と巡る城下町みずのタイムトラベル」ツアーによる街並み・景観の普及啓発活動

《 まちづくり活動部門 》

所在地:主に松本城周辺 松本市内
活動者:みずみずしい日常プロジェクトチーム

 城下町の歴史、工芸のまちなど、松本の資産をテーマに取り上げ、歴史的背景を学びながら、古いものから新しいものまで、目の前の風景が出来あがった経過を専門家が解説するまち歩きの活動です。企画がとても良く設計されており、建築や水、歩くことなど、さまざまな着眼点を持った方が参加しやすく、また、10年続けて毎回地図や冊子を作成していることで、啓発としての意義や景観を考える人の底辺を継続して広げる活動となっていることを評価します。回数を重ねるごとにアーカイブ化しており、市の比較的広い範囲を対象とする将来的に価値がある活動だと言えます。
 このまち歩きツアーに参加することで、まちの文脈を読み取ることができるところに魅力を感じます。多数の市民や観光客が参加していて、「松本の景観とは何か」を育むことに大きく貢献していると思われ、まち歩きで歴史的な背景を学んだ市民が与える、景観への影響に期待するとともに、奥深い松本に触れる外の人が益々増える可能性を感じました。

部門賞

信濃毎日新聞社松本本社(信毎メディアガーデン)

《 建築物・工作物部門 》 

信濃毎日新聞社松本本社(信毎メディアガーデン)

所在地:中央二丁目20番2号
所有者:信濃毎日新聞株式会社
設計者:株式会社伊東豊雄建築設計事務所
施工者:北野建設株式会社(施工協力:松本土建、ハシバテクノス)

 新聞社のオフィスとしては開放性に限りがあるなか、建物1階に新しいパブリックスペースを作った点や、公開空地のような空間で、表と裏の通りをつないで新しい動線を与え、飯田町に息吹を与えた点を評価します。建物を生み出した経過なども含めて、松本に刺激を与える建築だと感じます。
 建物上部の木の格子の化粧は、ランダムで柔らかい印象を受けました。水辺の壁面緑化や多種に渡る植栽で松本を印象付ける水景を作っている点や、看板が控えめな点もよいと感じました。正面広場にお祭りの舞台が並んだ時のイベント時の迫力を感じる一方、人がいないと入りにくい印象も受けるので広場の使い方の工夫があるとさらに良いと感じました。
 3階テラスからは伊勢町の景色が一望でき、まちを俯瞰することできる場所になったという面でも景観的な価値を持っています。いつでも誰でもアクセスできる新しい松本の顔になる場所として、永く市民に親しまれる建物になることを願います。

山崎理髪店

《 建築物・工作物部門 》 

山崎理髪店

所在地:里山辺2934-7
所有者:百瀬 雅之 百瀬 公子
設計者:藤松建築設計室
施工者:有限会社 建築工房 時遊館 / 深山園有限会社
看板書:大澤逸山 看板施工者:株式会社 アートプランニング

 狭い敷地をうまく利用しており、セットバックを有効に活用した駐車場や、植栽などにも工夫を感じ、とても地域に溶け込んでいる印象を受けました。ファサードの作り方が素晴らしく、通りに面した部分はおそらく兎川寺を中心にした門前町のエッジを意識していると思われます。
 新しい建物であるにも関わらず、両隣とボリュームや色調を合わせるなど昔のものを大切にしていると感じられる景観意識が表れ、小さな床屋さんのお店の丁寧さを看板にも感じました。この魅力を伝えることの難しさも感じますが「心地良い」という言葉がしっくりくる建物で、この建物が景観上の模範となり丁寧な街なみづくりが波及していくことを期待します。

奨励賞

整形外科・リハビリテーション科 うすいクリニック

《 建築物・工作物部門 》

うすいクリニック

所在地:出川町6-3
所有者:薄井 雄企
設計者:株式会社 アーキディアック
施工者:株式会社 ヤマウラ

 景観とうまくマッチングしており色彩の使い方も良く、ダイナミックでモダンなところは新しい松本らしさと言えると思います。JRのコンテナヤードに面して広がりのある場所に、ダイナミックで明快な景観を整えるきっかけとなる建物であることを評価しました。白と黒を基調としたノイズのない色彩に統一され、南側のゲートは東山を切り取ったように見え、景色を見せる良いデザインです。通り沿いに隣接した倉庫との色彩の繋がりが街並みを作っていきましょうという意識を他の開発者に問いかけていると思います。今後、植栽が充実し、より良い環境になることを期待します。

SBC信越放送松本放送局

《 建築物・工作物部門 》

SBC信越放送松本放送局

所在地:深志三丁目7-13
所有者:信越放送株式会社
設計者:株式会社 日建設計
施工者:株式会社 守谷商会 松本支店

 松本駅から続く通りを構成する芸術館、美術館等と調和しダイナミックさや重厚さを感じます。蔵造りやなまこ壁といった具象的なモチーフがないところに、モダンな建築の新しい意味で松本らしさがあることを評価しました。角の敷地に対してうまく街路樹を利用しており、壁面線を揃えているところも評価します。仕上がりは軽やかで安心感があり、縦筋のラインがまちにリズムを生んでいて、夜は雰囲気が変わり華やぎも感じられます。また、ブラインドの開放やディスプレイの工夫で、まちに開かれた使い方をするとさらに魅力が高まると思います。今後、大通りがこだわりのある建物の並ぶ場所になることを期待します。

家族で作る家

《 建築物・工作物部門 》

家族で作る家

所在地:神田一丁目23-4
所有者:高木 亮一
設計者/施工者:株式会社 ワークスゼロ

 自然に開けた印象があり自然に親しみを感じて家を作っているのがわかるところに、松本らしさを感じます。デザインの質が高く、隣地に接している方の建物高さを低くして、隣地から遠い部分を高くしている点などに周辺への配慮を感じます。砂利敷き駐車場や薪置き場も雰囲気をつくっており、町に対して開いているところを評価しました。住宅地といえば生活感を内側に閉じてしまうことが多いなか、家族のキャラクターが染み出ている生活景に明るい親しみ易さを感じます。

鯛萬の井戸のサイン

《 公共施設部門 》

鯛萬の井戸のサイン

所在地:大手五丁目1389-1
所有者:松本市
施工者:株式会社 酒井工業所
彫金:巣山篤夫 設計協力:松本看板学講座

 彫金という工芸技術を使った看板であり、松本の持つものづくりのノウハウが公共のものとしてあることを評価します。古いものを新しくすることで、裏町が再生していることを印象付け、工芸の看板があることが面白い場所なのだと感じさせてくれます。目立ちませんが井戸巡りする人に対して見つけたらうれしい看板で、満足度が高く手仕事のまち松本を感じます。公共物の看板のスタイルのひとつとしてピックアップされることで、他の看板のクオリティアップに影響を与えることを期待します。

中山霊園樹木式埋蔵場所

《 公共施設部門 》

中山霊園樹木式埋蔵場所

所在地:大字中山字中山1742の8番地
所有者:松本市
設計者:株式会社 マイクロ
施工者:株式会社 信州グリーン / 株式会社 山口石材

 松本らしい自然眺望景観により現世と来世を結びつける象徴的な場所で、風景を最大限に生かしつつ祭壇は最小でシンプルにしたことを評価します。祭壇の前に立つと、故人が眠る芝生の広場越しに松本の市街地を見渡せます。お墓では墓石と向き合いますが、ここは住んでいた街を眺めながら故人を思い出すことができます。松本を眺望する新たな視点場にもなり、関係ない人でも季節や時間によってさまざまな風景が見られます。
 霊園に近づくにつれて厳粛になるような演出や、お祈り後に景色を眺めながら滞留できるベンチが付近にあるなどの工夫でさらに良くなると感じます。今後の利用者増加によるエリア拡張により、周辺樹木の伐採が進むことが課題となるので、例えば森林を背景にした演出など場所に応じたデザインに期待します。

上土商店街と松本大学とのまちづくり活動

《 まちづくり活動部門 》

上土商店街と松本大学とのまちづくり活動

所在地:大手四丁目
活動者:上土商店街振興組合/松本大学 総合経営学部 観光ホスピタリティ学科

 取組みは多岐に渡り努力が見られます。下町会館という歴史的な建物を使用して活動していること自体が景観に寄与していると思います。大学と連携して歴史的な景観を使って人の関心を集めているところを評価し、拠点を知ってもらう情熱を感じました。今後、成果や評価が上土通りの景観に変化を与え、活動がまちに溶け込んでくるとよいと思います。建物を含めた周辺の景観に対して目が向くようなエンターテイメントとして楽しいことを広げられる名物的な活動や、10年後に活動に関わった学生さんが子供を連れて上土通りを歩きたくなるような活動に期待します。

お城口の木陰

《 まちづくり活動部門 》

お城口の木陰

所在地:深志一丁目
活動者:松本市緑化協会

 松本駅広場整備の玄関口に緑を配置し、周囲の建物に設置された大型看板に向かいがちな駅利用者の視線を小さな人工の森に惹き付けているところを評価します。樹木選定にもテーマを持たせることも良いかもしれません。例えば上高地をテーマにした植栽や周辺にゆかりのある森を再現するなどストーリー性のある樹木にすると松本への理解が進むと感じました。また、木の周りに座って憩える工夫があればさらに良くなると思います。ただし、プランターに張り紙看板を設置したことで全体のイメージを損なってしまっているという意見もありました。次のレイアウトが楽しみになるような風景づくりになることを期待します。

第三地区の歴史を大切にしたまちづくり活動

《 まちづくり活動部門 》

第三地区の歴史を大切にしたまちづくり活動

所在地:中央四丁目7-28
活動者:第三地区まちづくり協議会

 新しい産業が発展していくにつれて失われていくものを都市の遺産として残し、松本市の発展の様子を伝え、まちの歴史を大切にしていこうという想いを評価しました。イオンモールが建つ前の第三地区には、片倉工業の歴史的産業遺産があったことを若者や子供たちに伝えるため、以前の姿を地図に残し、それを頼りに一緒に歩いて巡ることは大切だと感じました。彼らがかつての姿を知るためにはとても必要なことだと思います。今後は、地域の成り立ちなどに広げていく活動になることを期待します。

水めぐりの井戸 美化活動

《 まちづくり活動部門 》

水めぐりの井戸 美化活動

所在地:丸の内、大手、中央
活動者:株式会社 サクセン

 地域の人が快適に利用できるよう、藻がすぐに発生してしまう井戸を美化する活動を評価しました。水を使った施設はメンテナンスが必ず必要であることから、関わりのある井戸をこのようにメンテナンスすることは大切だと感じました。また、清掃すること自体が尊い活動ですが、企業PRが目的と誤解されないように看板をもう少し控えめにすることで活動の意図が伝わりやすくなるのではと思います。さらには、プロのメンテナンスの仕方を地域に伝える仕組みがあると一般市民を巻き込んだ一層よいまちづくりにつながると思います。この営みが他社それぞれの清掃活動に波及していくことを期待します。

お問い合わせ

建設部 都市政策課
〒390-8620 長野県松本市丸の内3番7号(本庁舎5階)
電話:0263-34-3251 FAX:0263-34-3202

この担当課にメールを送る

本文ここまで

サブナビゲーションここから

以下フッターです。