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1 殿村遺跡調査事業の概要

ページ番号:809-383-110

更新日:2020年4月1日

殿村遺跡の保存と総合調査について

殿村遺跡の発掘と保存

殿村遺跡から見つかった中世の造成跡
殿村遺跡から見つかった中世の造成跡

殿村遺跡は、四賀地区の会田にある遺跡です。平成20年に四賀小学校建設計画によって初めて発掘調査が行われ、室町時代(15世紀~16世紀)を中心とした大規模な造成跡から、石垣や石列、礎石建物跡、瀬戸産や中国産の陶磁器、茶道具など、貴重な遺構・遺物が多数見つかりました。この成果により、学校建設予定地を変更して遺跡は現地保存されることになりました。
松本市教育委員会では、保存の決まった殿村遺跡について、将来的な史跡整備を進めるうえで必要となる遺跡の詳細な内容の把握と、学術的な位置付けを行うことを目的として、平成22年度から29年度まで8年計画で発掘調査を実施してきました(現地調査は平成29年度まで)。

虚空蔵山麓の総合調査

虚空蔵山と会田宿の景観
虚空蔵山と会田宿の景観

殿村遺跡のある会田地区は、近世に善光寺街道会田宿が置かれるなど、信濃の東西南北を結ぶ交通の要所であり、またその山容の美しさから「会田富士」とも呼ばれる虚空蔵山は、古来人びとにとって信仰の対象となってきました。
松本市では平成22年度から専門家6名による調査指導委員会の指導のもと、毎年地域の皆さんにご協力いただきながら計画的に調査を進めてきました。その結果、殿村遺跡はかつて中世の時代に聖地である虚空蔵山とその山麓一帯に存在した宗教空間を構成する寺院などの宗教施設の跡であることがわかりました。今後は、殿村遺跡や虚空蔵山の宗教空間を構成する遺跡と位置づけ、保存活用にとりくむ予定です。

事業の主な内容

調査事業

  1. 殿村遺跡発掘調査(1~9次調査 平成29年度まで)
  2. 虚空蔵山城跡調査(発掘調査・地形測量ほか 令和元年度まで)
  3. 歴史資料調査(古文書・絵図などの資料調査と聞き取り調査)
  4. 景観調査(人びとの暮らしと自然環境との関わり)

普及公開事業

これまでに行なった事業

  1. 発掘報告会・講演会の開催(「殿村遺跡とその時代」ほか)
  2. 講演会記録集など冊子の刊行
  3. 発掘調査現地説明会の開催
  4. 速報展の開催(「発掘された松本」ほか)

令和2年度に実施する主な事業

調査事業

  • 殿村遺跡総合調査報告書の刊行

普及公開事業

  • 「殿村遺跡とその時代10」の開催

※開催行事の詳細については、随時お知らせします。

お問い合わせ

教育部 文化財課 史跡整備担当
松本市中山3738-1
松本市立考古博物館内
電話:0263-85-7064 FAX:0263-86-9189

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