[ 2011年7月25日 更新]
あがたの森文化会館は、ヒマラヤ杉に囲まれた「あがたの森公園」内にある重要文化財「旧松本高等学校」校舎を保存しながら、市民の教育文化活動に活用している施設です。
松本では明治32年から20年の歳月をかけて高等学校の誘致活動を展開し、大正7年設置が決定となり、市は敷地2万坪、現金10万円、工事費10万円を寄付しました。敷地は旧城下町の市街地から少し東に離れた場所が選ばれ、松本駅から校舎に向かう道は拡幅されました。大正8年9月今の史跡松本城の二の丸にあった松本中学校東校舎を仮校舎として開校し、翌9年8月に本館、11年8月に講堂が県(あがた)の地に誕生しました。
校舎は昭和25年から信州大学の文理学部・人文学部校舎として昭和48年まで使用されたことにより、全国的に旧高等学校の遺構が少なくなっている中で、当時の状況が最も良好に保持されている唯一のものといわれています。
このため信州大学が旭町キャンパスへ移転した後、市民や同窓会の強い願いによって保存された校舎は、大正時代の代表的木造洋風建築で、学校建築史上貴重な建造物として、平成19年6月18日重要文化財に指定されました。
建物は、西洋建築様式を簡略化して応用した洋風木造建築で、明治末期から大正時代前期にかけての代表的作例といわれており、明治期のナンバースクールの中央入り左右対称形ではなく、隅入りコの字型です。
本館の入口は道路に直接面していて、明治期の権威的で荘重な表現から機能的で親しみやすいものとなっています。また、玄関正面のマンサード屋根、窓の配置、講堂屋根の換気用小塔に意匠的工夫をこらしています。
1階玄関ホールから見る正面階段です。
復元された校長室は、その威厳を漂わせます。
復元された教室は、木製の机が並び、裸電球が1個下がっています。
講堂ホールの広さは約99坪(約330平方メートル)です。80数年の歴史のなかでシャンデリアや地窓金具等が戦争時の金属供出などで失われましたが、シャンデリアは古写真から、地窓金具は、設計図と工事中に地中から発見された金具により復元されました。
会議室・講堂ホール等施設使用料、器具使用料など。
皆さまにご参加、ご来場いただける各種イベントのご案内や、文化会館を拠点として活動する団体の記録誌を掲載。
あがたの森文化会館の詳細な周辺地図です。(Googleマップ)
[部課名] 生涯学習課 あがたの森文化会館
[連絡先] 電話:0263-32-1812 ファックス:0263-33-9986