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小俣観音堂の木造千手観音立像 附 注文証文

更新日:2021年12月20日更新 印刷ページ表示

 (読み方)こまたかんのんどう の もくぞう せんじゅかんのん りゅうぞう つけたり ちゅうもんしょうもん

  • 指定等区分 松本市重要文化財
  • 指定年月日 昭和61(1986年)年3月13日
  • 種別    彫刻
  • 所在地   松本市笹賀小俣1824-1
  • 所有者   笹賀小俣区
  • 時代区分  江戸時代

大仏師「されば念入りに仕立べく候」

江戸時代の作で、像高73cm、寄木造、漆箔(しっぱく)、彩色された持ち物、鍍金(めっき)の宝冠、十一面の相好、光輪、台座の結構、すべて整った作例です。
元禄2年(1689年)の注文証文(附指定)があり、地元・小俣の人が京都四条の松本商人問屋に泊まり注文したものであることがわかります。注文証文には、千手観音の仕様が細かく記されたうえで、末尾に次のように書かれています。

代金三両三分 大仏師 伊兵衛(黒印)
閏正月十九日
こまた 利兵衛様

江戸時代の専門仏師の手による造像・作柄を、千手観音立像本体に加えて注文証文からも知ることができ、資料的価値が高いものです。

また、小俣観音堂は元禄11年の神社仏閣改帳に記載があり、昭和60年(1985年)12月に再建されています。このページのトップに戻る


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