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(公社)日本広報協会が主催する全国広報コンクールは、地方自治体等の広報活動の向上に寄与することを目的に、1964(昭和39)年から実施されているコンクールです。
広報紙、ウェブサイト、広報写真(一点写真)、広報写真(組み写真)、映像、広報企画の各部門において(公社)日本広報協会が審査を行い、特選・入選を決定し、全国広報広聴研究大会で表彰します。
令和6年全国広報コンクールの各部門に応募し、YouTube松本市公式チャンネル「松本のシンカ」が「映像部門」と「広報企画部門」の2部門で受賞しました。
■応募総数:46点
■結 果:
特選:古河市(茨城県)
入選1席:江戸川区(東京都)
入選2席:うるま市(沖縄県)
入選3席:松本市
■受賞作品:松本市『【ピンチ】でも新たに「山の神ゾーン」!?《松本マラソン2023》』
■講評
松本マラソンのエントリーが伸び悩んでいることを伝え、参加を呼びかける配信動画風のコンテンツとして楽しく見られた。コミカルなテイストながら、天候状況やコースの特徴や魅力の紹介、エントリー状況の報告、参加の呼びかけがしっかりとなされているなど、楽しいだけでなくしっかりと目的を達する内容になっている。
緊急事態に際し臨機応変に制作・発信を行った担当部者の健闘を称えたい。記者会見をニコ生配信するという体裁のつくりは、イベント・ターゲット層への訴求力やネット拡散効果も期待できる。
実際に参加者増という実効果があり、しかも費用がかかっていないことは大いに評価できる。コミカルなのに必死さが伝わり、記者会見(架空)を行う課長の演技力も冴え、自治体に対する親しみを醸成する効果もありそうだ。
■応募総数:62点
■結 果:
特選:本庄市(埼玉県)
入選:松本市ほか9団体
■受賞作品:『YouTube松本市公式チャンネル「松本のシンカ」秘書広報室の部屋』<外部リンク>
■講評
すでに開設していたYouTubeチャンネルを強化する取り組み。動画は週に1~2本アップされ、広報担当と事業担当の対談形式でわかりやすく事業を紹介している。
非常に目を引きやすいサムネイルの制作など、質・量とも充実していて、広報の幅を広げている。伝えたいことが明確で、構成自体がきちんと考えられている。広報紙・記者会見・SNSとも連動させ、テレビ放送にも活用しており、各メディアの特性を考慮したメディアミックスを上手に活用している点も素晴らしい。
登録者数や事業参加者を増やすなどの結果につながっている。成果が定性的・定量的に説明できていることは評価できる。広報活動を通じて市の財源の収入増に資したことは、金額の多寡ではなく賞賛に値する。
令和6年全国広報コンクールの結果一覧は、こちらから<外部リンク>