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明けましておめでとうございます。謹んで新春のお慶びを申しあげます。皆さまには、日頃から市議会に対しまして、ご理解とご協力を賜り、厚く御礼申しあげます。
さて、昨年は、新型コロナウイルス関連の規制や制限が緩和され、社会経済活動が正常化に向けて動き出した1年となりました。
松本城や上高地などの観光地には、訪日外国人や日本人旅行者があふれ、松本ぼんぼんやまつもと市民祭などのイベントは、とても多くの人でにぎわい、市内のいたるところから、コロナの時代を乗り越え、新しい時代へと向かう、明るく前向きな熱意を感じております。
一方で、ロシアによるウクライナ侵略や、イスラエルとイスラム組織ハマスとの戦いなど、世界各地で紛争が発生し、平和と安全について考えさせられた年でもありました。
一昨年から続く物価高騰は、日々の市民生活に深刻な影響を与えています。市議会といたしましては、市民と身近に接した代表機関として、また市の意思決定機関として、市民の皆さまの声に耳を傾け、ご意見を市政に反映すべく努めてまいります。
昨年4月には市議会議員一般選挙が行われ、31人中、さまざまな経歴を持つ新人議員10人が加わり、女性議員も過去最多となる12人が当選し、定数に占める女性議員の割合は38.7パーセントとなりました。議会構成が刷新され、議会の多様性が進んだことで、さまざまな声が汲み上げられ、活発な議論が展開されています。
また、県内他自治体に先駆けて制定した議会基本条例に基づき議会改革に努めてまいりましたが、制定から15年が経過し、時代や環境の変化に柔軟に、そして的確に対応できる議会を目指し、その見直しに鋭意取り組んでおります。
今後も、市民の皆さまが幸せで豊かに暮らせるまちであり続けられるよう、市民に寄り添う議会として、役割を果たしてまいりますので、皆さまのお力添えを賜りますようお願い申しあげます。
結びに、皆さまにとりまして、本年が今年の干支である龍が天に昇るように躍動感をもって高みを目指す一年になりますようご祈念いたしまして、新春のごあいさつといたします。