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臥雲市長就任記者会見 令和2年(2020)3月30日

ページ番号:605-586-395

更新日:2020年5月20日

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令和2年3月30日 市長就任記者会見

【市長】
 このたび、戦後10人目の松本市長に就任いたしました、臥雲義尚でございます。テレビ、新聞をはじめとしたメディアの皆さんとは、これから、市民の皆さんに私のメッセージや、政策をしっかり伝えさせていただいて、そしてまた市民の皆さんがお考えになっていることをぶつけていただいて、これまで以上に有意義で、活発な意見交換の場にこの記者会見がなっていくように、私としても心掛けたいと思いますし、ぜひとも、記者の皆さん方にもそうした取り組みを進めていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

 就任にあたり、まず私が申し述べたいことは、今回の選挙で掲げさせていただいた、誰も置き去りにしない、どの地域も取り残さない、誰もが豊かになれる松本を市民の皆さんと一緒に作っていく。そのことをこれから4年間、全身全霊を傾けて取り組んでいくという決意です。選挙期間中から「静から動へ、松本を前に」というフレーズを掲げさせていただき、継承すべきことは継承し、変革すべきことは大胆に変革するということを申しあげ続けてきました。その気持ちは、28日に市長に就任し、そして今日、初登庁式で職員の皆さんにも私から話をさせていただいて、改めて、再確認をし、その気持ちを強く思っているところです。16年続いてきた市政が、市長が変われば、当然変えなければいけない、あるいは変わるべきところがたくさんあると思います。次世代への投資、交通インフラの整備、そして稼ぐ力の底上げということを、これまで十分でなかった分野として私は考え、そうした部分については、しっかりと変革と前進を図っていきたいと思います。

 一方で、今まで24万市民の皆さんが、あるいは市役所の職員の皆さんが、そして、市議会の皆さんが、コンセンサスを作りながら進めてきたことも当然、自覚をし、認識をし、丁寧なコンセンサスを作っていく。そして、本当に継承しなければいけないことはきちんと継承していくということが私の仕事だと再確認をしています。市役所の問題。市立病院の問題。前の市政が掲げたことへの見直しを、私が目指している諸課題についても、そうしたプロセスを受けとめながら、新しい方向性を市民参加のもとに打ち出していく。そして、最終的には、オール松本の政策として実現していくということに取り組んでまいりたいと思います。

 個別の問題についての見解についてはご質問にお答えする形で述べさせていただきます。

 もう一つ、間違いなく今取り組まなければいけない新型コロナウイルスの感染拡大に対する私たちの対処です。今起きていることは、今顕在化していることは、すでに2週間前に起きていたようなことが起きている、2週間の時差があると言われています。私たちは2週間先、今度はどういうことが起きるのかということにしっかりと目を向けながら、この問題に取り組んでいかなければいけないと思います。菅谷前市長が医師の立場から、医療者の立場から、感染拡大防止に最優先、最大限にとられた姿勢をしっかりと引き継ぎながら、これから先にはどのようなことが起きる可能性があるのか、シミュレーションやさまざまなオプションを事前に用意をして、どんな事態にも対処できるような対策、対応をとっていきたいと思います。

 一方で、いずれは終息するタイミングが来る。あるいはできるだけ早くそういうタイミングを引き寄せて、そして今、皆さんの暮らしや、地域経済や、子どもたちの生育環境に、のしかかっている負荷やマイナスを、深さも長さも最小限に抑えていくということも同時並行に考えなければいけません。極めて難しいバランスをとりながら、市民の皆さんにとって最善の方法を、市役所を挙げて、そして関係する分野の方々と手を携えて、この難局を乗り切りたいと思っています。

 最後に私から、今日(3月30日)市の職員の皆さんに向けて、述べさせていただいたメッセージをお伝えします。二つのことをお願いしました。多事争論と臨機応変。松本市役所は、議論する時は上司も部下もない。対等に議論のできる空気を、環境を、私が率先して作っていきます。そして、職員の皆さんにも、それぞれの現場で、政策を、アイデアを、提案を戦わせながら、特に若い世代の人たちから声を上げやすい市役所になっていってほしいと申しあげました。あわせて、前例や、慣習や、あるいはこれまで積み重ねてきたルール。大切なものはもちろん引き継いでいきますが、とかく杓子定規にどうしてもなりがちな行政の姿を特にこの新型コロナウイルスを始め、刻々と状況が変わる、時代の変化のスピードが速い、先を見通すことが難しい。そういう時代だからこそ、臨機応変な対応を心掛けていただきたいということを申しあげました。これからの松本市は、これからの松本市役所は、現場主義の、住民の近くにもっと出向いていく。そういう市役所に、職員の皆さんと一緒に変わっていきたいと思います。

 以上、私から申しあげさせていただきました。質疑応答に移らせていただければと思います。

【記者】
 選挙期間中から新型コロナウイルス対策に取り組むと明言されて、今日の庁舎前のあいさつでも、就任式でも、今の会見でも新型コロナウイルス対策についてお考えを述べていましたが、就任して以降に取り組む新型コロナウイルス対策の進め方を具体的にお考えのものがあればお聞きしたいのと、就任後速やかに、学校や医療、企業関係者を交えた対策関係会議を開かれるというお話もされていましたが、めど、いつごろまでにとお考えなのか。まずお伺いしたいです。

【市長】
 先ほども申しあげましたが、事態が刻々と動いています。今日の対策本部会議の話はもうすでに、ご連絡がいっているのでしょうか。

【広報国際交流課長】
 まだです。

【市長】
 今日の午後1時半から第5回の対策本部会議を開かせていただきます。昨日、(県内)5人目の感染の方が出ました。また、東京では、都市封鎖一歩手前というような状況にエスカレートしています。ですので、まずは今日対策本部会議も開かせていただきますが、何か事態が起きれば、すぐそれを踏まえた情報の共有と、新たな判断、指示を取っていくということが基本です。先ほどのご質問にありました、市役所庁舎内だけではない、それぞれの分野の専門家に集まっていただく。これも今日の対策本部会議で指示を出す予定ですが、医療介護分野、こども教育の分野、経済観光の分野について、数名から10名弱のそれぞれ実質的に活動している方にお集まりいただいて、大方針のもとにどういう対応が必要なのか。そうした会議を、4月6日の週内には何とか開ける方向で検討を進めたいと思います。4月6日というのは、今、小中学校の新学期の入学式、始業式を予定している日で、事態はいろいろ推移がありますが、この日については、今のところ予定通り入学式始業式を行う方向で考えています。その上で、他の分野も合わせて、現状取るべき方策を機動的に取っていくための会議と位置付けています。

【記者】
 つい先日、3月25日に再開した松本城など、集客施設がまた新型コロナウイルスの感染者が出て閉鎖になって、4月に入って以降もサッカーであるとか、大型のイベントが中止されることが見込まれていますが、経済面での対策を何か検討されていることはありますか。

【市長】
 国で新たな経済対策ということでいろいろ検討がされています。そうしたものに松本市としてプラスするような形での対応というものを、これから具体策は検討していかなければいけないと思います。当座は、この今の飲食業や宿泊業を中心として、これから1カ月2カ月3カ月をどう乗り切るかということで、非常に厳しい状況に置かれている方々がすでにたくさんいらっしゃいます。そういう方々への資金提供を、融資さらには助成といったようなことを、具体的にどのように進めていけるかということを、早急に関係部局と詰めたいと思います。

 その際、例えば新たな財政出動が必要ということになれば、当然補正予算、そして、議会の皆さんの協議の上での承認というプロセスが必要です。今の問題にも通じますが、これから実は私が一番大切だと思っているのは、議会の皆さんとの協議、協調ということです。今まで議会の皆さんが積みあげられてきた、議会のルールというものがあると思います。今回の緊急事態においては、そうしたものを例えばもう少し日程を前倒しにしていただけないかとか、そうしたお願いをすることも、今の新型コロナウイルス対策においては必要な場面が出てくると思います。ぜひともそのことについては、丁寧にお願いをして、ご理解いただきたいと思います。話が少しそれましたが、経済の対策の面でいくと、「政策メニューは整っているけれど、その政策メニューを実行しようと思うと、非常に窓口で時間がかかる。」あるいは「手続きが非常に煩雑」そういう声を直接間接にいただいています。もしそういう状況があるのであれば、そういう部分での体制の拡充ということは、適宜適切に行っていかなければいけないと思います。あるいは、ちょうどこれから確定申告、納税といったタイミングにもなりますが、そうした時に、これはすでにある手続きですが、納税の延期といったことに、個別の事情に基づいて、しっかりときめ細かく対応できるようなことも、市役所としてきちんと取り組んでいかなればいけない問題だと思います。いずれにしても、今までとは次元の違う具体策といったことも、財政当局含めて検討したいと思います。

【記者】
 今おっしゃった納税の延期というのは、そういう何かルールがもうすでに法的にあるものなのでしょうか。

【市長】
 手続き的には個別のご相談に応じる形でということで、従来からあるものです。ですので、そういうものにきめ細かく対応していくということで、何か新しい措置ということではありません。

【記者】
 4月6日に入学式を予定通り行うとありました。先週、県でも松本市が参加した委員会があったと思いますが、4月6日に再開するとした理由を改めてお聞きします。

【市長】
 4月6日に再開ではなくて、4月6日は入学式、始業式を行う日です。これはこの後対策本部会議でも、より詳しく私も説明を教育部から受けようと思いますが、やはり1学年上がると、あるいは新しく入学すると、担任の先生だとか、クラスの編成だとか、そうしたことも切り替えの時期です。それが前のままでいくということはなかなか難しいと。いうことで、学校の授業再開とは区別をして、入学式、始業式のための登校は、4月6日に何らかの形でやはり行うことは非常に必要性が高い。そうした報告を受けています。ですので、前の市政の段階から打ち出されたこのスケジュールの中での4月6日というものは、できるだけこのまま、事態の変化も見据えながらですが、行いたいと思っています。一方でその7日以降、実際に授業をやって、登校していただくかということについては、まだこれから1週間あり、この1週間の状況の変化を、しっかり推移を見据えた上で最終的な判断が必要かと思っています。

【記者】
3月28日に就任されて、その日もすでに登庁されていると思うのですが、また、当選後から2週間ほど職員の方とお話を重ねていて、今の前市政の新型コロナウイルス対策から大きく変えなくてはいけないと考えているところがありましたら教えていただけますか。

【市長】
一つは情報発信の仕方です。先週、緊急の記者会見という形で菅谷前市長も会見をされました。この後、どのような事態の推移の変化になるかわかりませんが、できるだけ、これは私も含めて、メディアの皆さんを通じての情報発信、そしてそれが市民の皆さんにわかりやすく伝わる情報発信を強めていきたいと思うことが1点です。
もう1点は、これも今まで全く取り組んでいなかったというわけではありませんが、できるだけ、役所の中だけではない、現場の声を拾う仕組みをしっかりと作っていくこと。そしてそれは仕組みだけではなくて、政策決定にフィードバックできるようにしていくこと。そして実際に、それが実行に移せるだけのスピーディーさを持っていくこと。これを心掛けていきたいと思います。
それと、やはり今の事態を、感染を拡大させないための取り組みとあわせて、ポストコロナ、その先を、市民の皆さんの生活、暮らし、地域経済の状況、そこを見据えた対応も同時並行的に進めるということを、これまで以上にしっかりと心掛けたいと思います。

【記者】
今日登庁されて、気持ちを新たにした部分などありましたら、改めてお願いできますでしょうか。

【市長】
実は、一昨日に少し市役所に来たものですから、本当の初登庁ではないというところがあるのですが、今日は課長クラス以上の職員の皆さんに集まっていただいて、そこで話をさせていただきましたので、改めて、「あ、自分は1人ではないな」と。これまでの4年間は、1人、あるいはそこから仲間が少しずつ増えて、松本のことを考え、そして自分だったらどういう政策をやるかなということを積み上げてきたのですが、今日改めてこれだけの人たちと一緒にこれから松本のまちづくりをするのだと、一緒に仕事をするのだということを強く感じました。それは非常にポジティブな、もちろん24万市民の皆さんと一緒にやってくのですが、そのもう一つ手前のところで、市役所の皆さんと一緒にこれから仕事をやっていく。さらに言えば、議会の皆さんと一緒に仕事をやっていくのだということが、今日新たな気持ちになったことでしょうか。

【記者】
新型コロナウイルスの対策の関係で、医療や介護やこども関係の方の会議を開きたいというお話でしたが、専門家の会議という感じなのでしょうか。それとも当事者の方々の声を聞く会という感じでしょうか、そのねらいと、もし名称とかがあれば教えていただけますか。

【市長】
 まず、国でも専門家会議、会合という言葉を使っています。この専門家というのは、医療、感染症の公衆衛生の専門家ということで使っていると思います。松本市でも、その部分での信大と医師会の代表との会はすでにあります。その上で、そうした大きな感染症リスクの問題を踏まえて、実際にそれぞれもう少し現場に近いところで何が起きていて、どういう要望や改善や、お感じになっていることがあって、それをまた政策にフィードバックする。一方でこちらからも、そうした現場の声を吸い上げることが、政策形成につながる、機動的な対応につながるということが目的です。

 名称については専門者会議というような名称で、今のところ、三つの部会ということで、先ほど申しあげたように、医療福祉部会、こども教育部会、それと経済観光部会、一応こういう名称で考えています。これを今日の対策本部で指示を出させていただきます。それぞれ、例えば、医療福祉部会ということで言えば、もちろん医師会の診療医の方から、歯科医師や薬剤師の方、あるいは高齢者施設の経営に関わっている方、そうした現場の方々の集まりということです。他の分野についても同様に、できるだけ今一番影響を受けている、そして現場のことを知っておられる方々にお集まりいただくということです。

【記者】
 専門者会議の「シャ」というのは、医者とか学者とかの「者」ですか。

【市長】
 「者」です。

【記者】
 今の専門者会議について、各部会に参加される方々は具体的にどんな立場の方を想定されていますか。

【市長】
 いわゆるトップの肩書きを持った方ではなく、その組織とか団体で実質的なことに携わっている方、あるいは、組織は団体に属さない分野もありますので、そうした分野の中でも参加していただく方を検討してほしいということを、今事務方にはお願いをしています。正式にお願いするのは、対策本部会議になりますが、その上で、先ほど申しあげた、1週間から10日ぐらいで会議が開けるように人選は進めてまいります。

【記者】
 専門者会議についてなのですが、先ほど数名から10名弱で構成とおっしゃっていましたが、各部会で数名から10名弱なのか、あわせて。

【市長】
 各部会です。

【記者】
 ポストコロナというのは、コロナウイルス終息後という意味であっていますか。

【市長】
 そうですね。

【記者】
 公約の関係で一つ伺いたいのが市役所新庁舎の建設についてなのですが、端的に言えば、臥雲市長が見直しを訴えた一方で、先ほど議会との関係においてという話の中で、これまでのプロセスを大事にしたいという話もありました。今後の見直しの進め方、具体的にどのように考えていらっしゃるのか、お願いします。

【市長】
 市役所の現地建て替え計画を根本的に見直すということは私が選挙中ずっと言い続けてきたことですので、これに基づいてプロセスを進めていくということです。ですので、今までの基本計画まで作ったその先には、基本設計ということが前の市政ではこの令和2年度に予定されていたわけですが、このプロセスは、ストップするということがまず大前提です。ですので、このプロセスを前提としていた市役所内の組織や人事は見直すということが第一です。この人事については、本来、明後日4月1日付で従来行われていた定期異動を、2週間程度先に延ばさせていただきました。その中でも従来の計画に基づいた人事組織は反映しない形で、私の今度の新しい見直しプロセスを進めていくための人事、組織ということに、この15日前後の段階で、まずお示しをさせていただこうと思います。その上で議会の皆さんには、まずはそうした選挙で掲げた公約に基づいて、従来の行政プロセスは止まりますということを報告させていただいて、その上で、これからできる限り、本庁の機能と規模をスリム化した上で、分散型の市役所をつくると私が申しあげてきたことの具体化をこれからプロセスを踏んでいくと。そのことについては、適宜適切に議会の皆さんにもご報告させていただきながら進めていくということをお伝えさせていただくことになろうかと思います。行政のプロセスとしては、その上で行政内部での市役所の組織、人事を含めた、あるいはこれからの職員の働き方や、ICTの導入のあり方、そして一番私が申しあげていた、地域拠点の抜本強化、そうしたことをどう進め、どのような青写真を描くのかということを、市役所内で早急に体制を整え検討を進めているということです。そしてそれと並行して、市民の皆さんに対して、これからの市役所のあり方、改めて、この決定の2年間のプロセスの中でも行われた部分もありますが、市民参加の規模や広さといった点で私は十分でなかったなと思いますので、マスメディアの皆さんも、あるいは市役所側から提起する新しい参加の枠組みを工夫しながら、市民の皆さんにこれからの市役所はどうあるべきかということを、考えていただく場を作ります。これを同時並行に進めながら、新しい市役所の青写真を少なくとも年度内にはお示ししたいと思います。

【記者】
 市民と新しい市役所がどうあるべきか考える場を早急に作りたいというお話がありましたが、具体的に時期的なものは何かイメージされていますか。

【市長】
 できるだけ速やかにということにはなりますが、新型コロナウイルスの問題への対応が何よりも最優先だと思っています。また市民の皆さんも、今、何に一番ということであれば、やはり物事の順序というのもあると思いますので、その終息のタイミングや、そうしたものとを見合いながら、できるだけ速やかに立ち上げたいと思います。

【記者】
 合わせて今の質問についてお伺いしたいのですが、現行の計画ですと2026年に利用の開始だったと思うのですが、その時期に関しては、臥雲市長はどうお考えですか。

【市長】
 災害対応を始めとした危機管理に、今の庁舎では問題があるというところからこの議論が出発していることは認識をしております。一方で、今の計画年次が本当の意味でのデッドラインだとは、市民の皆さんも、あるいは職員の皆さんも考えていないのではないかなと、この間の議論を私なりに見てきて思っています。ですので、一つのめどとしては考えていますが、期限ありきでは考えていません。

【記者】
 青写真を年度内には描きたいというお話でしたが、今、期限は考えていないとおっしゃっていましたが、そのスケジュール感も先ほどお話しした中に含まれているのでしょうか。

【市長】
 そうです。それはこれから皆さんと、行政サイドも市民サイドも、また議会の皆さんとも意見を戦わせ、調整をして、コンセンサスを得ていく中で、当然、これからどういうスケジュール感でやっていくのかというものを含めてお示しするということです。

【記者】
 市役所の青写真というのは具体的に基本計画と考えてよいのでしょうか。基本構想といったようなものになりますか。

【市長】
 皆さんも基本構想と基本計画の違いがわかりましたか? 今回。そういう意味では私も行政用語として、基本構想・基本計画といって、なんとなく少しずつ具体化を図っていくということなのだなと思います。到達したい段階としては、どこに、どのぐらいのものを、どういう機能分化で造っていくということが明示されるようなものということでしょうか。しかもそれは、今そちらの話から始まってしまいましたが、根本は、市役所のこれからの仕事や役割は何なのだろう、その仕事・役割はどう変化していくのだろう。どう変化していくかをある程度見通したときには、その組織や組織に基づく建物の立地や分散はどうあるのだろうということを、お示しするということになります。

【記者】
 先ほどの初登庁式でも、職員の皆さんに多事争論ということで立場や職位を関係なく議論し合うという要望をされていたと思うのですが、具体的に、多分これまでの形があって、年次とかでいろいろと意見が言いにくい部分とかもあったと思うのですが、臥雲市長がここをどのようにそういう意見が言えるように変えていくか、もし具体的なアイデアなどがもうすでにあれば教えていただきたいです。

【市長】
 何か一つこういう枠組みをつくればとか、こういうルールを作ればそうなるという話ではないというのは、皆さんも組織で仕事をされていて分かると思います。一方で、リーダーのメッセージとか、リーダーの姿勢とかいうところの持つ影響力も、大きいものだなと私は思います。例えばですが、庁議というものがあります。この庁議というものの持ち方一つとっても、単になんとなく報告事項を儀礼的にやるというやり方から、現状が今そうなっているかどうかまだちゃんと見ていないのですが、より実質的で、フリートークで、最終的に物事を決める。時間は従来よりもかかるかもしれませんが、「そうしたことを行っているんだ、あそこで」ということが、一つの事例として変化をしっかりと作ることが、逆に言えば、組織への伝播はすごくしていく組織ではないかなと思いますので、一点突破・全面展開ということでやっていきたいなと思います。

【記者】
 市役所新庁舎建設の関係でお尋ねしたいです。イメージとしては市役所新庁舎建設基本計画というものが今策定してあって、それを臥雲市長は白紙という形にするのか、あるいは、今ある計画を、立地としてはここに建っているものですから、基本計画を修正するという形にするのか、イメージとしてはどう考えればよろしいでしょうか。

【市長】
 イメージと言うよりは行政手続き上のことをお聞きになっているのかなと思いますが、私はもう立地というよりももっと根本ということから言っています。形として今の基本計画をベースにすることは、あまり現実的ではないのかなと思っています。一方で、この2年あまり、私も議会や市民懇話会に足を運ばせていただいて、そして構想に反映をし、計画に反映をしてきた部分、例えば庁舎のあり方が、今のこれからの環境への調和といった内容だったり、いろいろユニバーサルなものにしようということであったり、これは、おそらく間違いなく新しいものを考えていくときでも引き継ぐことになるものがたくさんあると思っていました。ですので、白紙というと何かそういうものまで全部かなぐり捨ててというイメージになってしまって、あまり言葉としては使いたくありません。今まで市民の皆さんや議会の皆さんが積み上げられてきたそれぞれの論点とか内容とか結論の部分で、それが当然これから引き継がれていくものはたくさんあると思っています。そのことと、今回まとめた計画が、多分、例えば報告書を作るときに、その報告書を作るベースに何か形式が残るということであると、そうはならないだろうなと思っています。

【記者】
 新型コロナウイルスの対策としては当然、国、県、いろいろ自治体がやることがあると思うのですが、松本市として実際にできることには、どういうことがありますか。

【市長】
 今の段階では、国の例えば助成金制度ができたときに、それに上乗せをしていく。金額、あるいは枠組みを少し拡大して上乗せをしていくということが、現実的には一番これから行っていくことになります。そういう意味で、本当にお金の部分ということになると、そうした国の制度に対して、機動的に上乗せ、拡充を行っていくということが基本になると思います。それ以外のことについて、どういうアイデアや、やり方や、現場の方々が実は一番希求していることがどういうことかというものの把握から始めなければいけない。これは悠長にやっていられません。その枠組みの一つが、先ほどの専門者会議の部会や、本来もっともっと機動的に情報や要望を吸い上げてということをやることから、もしかすれば、先ほどの国の助成金に対する上乗せ以外の、松本市独自でできるものがあるではないかというものを、できればそれを見い出すということが、私の仕事だなと思っています。

【記者】
 就任後半年をめどに、全事業の棚卸し、事業の廃止や縮小を考えていくとおっしゃっています。半年というとすぐ来るというイメージがあって、コロナ対策もあるのですぐに考えるのは難しいかもしれないですが、スケジュール感をどうお考えになっているのかをお伺いしたいのと、予算削減をするとなると理由付けや市民への説明も必要になってくると思うのですが、この辺りをどうお考えになっているのかお伺いしたいです。

【市長】
 まず本来であれば、毎年度行う財務当局とそれぞれの事業部局の間の予算査定の中で、当然継続すべきもの、あるいは見直すべきものというのは行われているわけですが、それがやはり同じ市長のもとでは、どちらかといえば当然継続局面が強くなるわけです。政権交代があったということは一年一年、単年度でやってきた予算査定とは違う方法も、あるいは時間のかけ方も少しタイムスパンを長くとって、これが本当にこれまで必要だったかという議論をできる唯一と言っていいタイミングだと私は思ってきました。ですので、そのことを、新型コロナウイルスをはじめ現実には行政は休むことなく継続していく中で、どう別トラックで行うかということです。ですので、これも従来の財政部局ではない、中長期的なことに目を向けられる、今の市役所の体制の中で、それほど大掛かりな人数はかけられないかもしれませんが、このことに取り組んでもらう。しかもそれは私がしっかり旗を振りながら取り組んでいくということを、この半年をめどにと申しあげた気持ちは変わっておりません。令和3年度予算にはそれが反映されるように、そして先ほどからご質問もある、市役所の再編というものと、これはある意味セットといいますか、それが前提となってまたその市役所の問題ということにもつながってくると思っていますので、しっかり、この新型コロナウイルス問題がある中でも、その話を庁内的には進めていくことに取り組みたいと思います。

【記者】
 財政部局ではないところで人数を割いてということをおっしゃっていましたが、プロジェクトチームみたいなものを作るようなお考えですか。

【市長】
 名称がそうなるかわかりませんが、実質的にはその問題について、取り組んでもらうということを、それだけではありませんが、進めていくということです。

【記者】
 市民説明については。

【市長】
 今の棚卸しに対しての?

【記者】
 そうです。

【市長】
 これはやはり、当然ですが半年をめどにこうなりましたということは説明していく必要があります。あとは、あくまで私が見聞した事例ということで、そのまま導入できるとは思ってないところもあるのですが、大阪府の橋下徹知事が知事に就任して、その時に大阪は非常に財政状態が悪く、半年間暫定予算を組んで、その半年間、今のすべての事務事業の見直しを行うと宣言してやりました。私はNHKで大阪に勤務していたときの行政選挙担当だったものですから、その時に見聞きしたものが一つ、私の中では記憶に残っています。どういうことをしたかというと、それぞれの事務事業の説明者側と、それをヒアリングする側、そこに、全てではなかったかもしれませんが、知事が立ち会って、そのやりとりをずっと聞きながら質問すると。しかもそのプロセスを全てテレビカメラも入れて、公開をしてやっていました。毎日毎日、当時の関西のローカルニュースはそのことがトップニュースになるような状況がありました。今松本がそこまでの状況で、そこまでできる体制があるかというと、メディアとの関係も含めて、そうはなっていないと思いますが、オープンで、今の市民の皆さんへの説明というお話がありましたが、そうしたオープンであるとか情報提供をできるだけこまめにしていくということは、必要だと思っています。

【記者】
 おっしゃったオープンというのは、市民も見られるような形で行うということですか。

【市長】
 具体的な検討はこれからです。

【記者】
 後ろの壁(バックボード)を、菅谷前市長の時代と変えて新調されたなと思っているのですが、「一人ひとりの豊かさ 松本Innovation」というのはスローガンということですか。

【市長】
 「一人ひとりの豊かさ」というのは選挙期間中から述べさせていただきました。それを目指していけたらと思っています。私が市長として目指したい、そういう気持ちを込めさせていただきました。

【記者】
 「松本Innovation」というのも選挙中からおっしゃっていましたが。

【市長】
 私が変革と前進ということを、市長としても目指していきたいなと思っているということを表させていただきました。

【記者】
 決してスローガン的なものではない。

【市長】
 スローガンというのはどういうものを指すのか分かりませんが、何か公的なものとか、そういうものではまだないという認識です。

【記者】
 基幹博物館の着工が迫っていると思うのですが、それについてはどうされるのでしょうか。

【市長】
 すでに着工にはなっているのですかね。起工式というのが行われました。ですので、これについては選挙中から申しあげていますが、他の市役所の建て替え計画の根本見直しや、市立病院の鉄工所跡地移転の白紙化とは、やはり状況は違うと思っています。すでにここまで事業が進んでいることを基本は尊重しながら、その中で、市民の中からは、さまざまな点で見直すこともできないかといった声も聞かれますので、そうしたことも注視をしていくというということが今の私のスタンスです。

【記者】
 例えば、景観を重視する方々が新市長に要望をしたいとおっしゃっていたと思うのですが、そういったものを受けて、何か新しい対応を決めるといったことでしょうか。

【市長】
 これはこの問題だけではありませんが、少なくとも要望はお受けしたいとは思います。その結果としてそれがどう反映できるのかとか、できないのかといったことは、これから検討をすることになろうかと思います。

 すいません、一つだけこちらから。

 選挙中にもインタビューに答える形で申しあげた防犯カメラの問題についての対応を少しお伝えしたいと思います。庁内7カ所に、職員の、あるいは市民の皆さんの安全確保のために必要だということで、防犯カメラを設置しました。それに対して、市民の皆さんの中に、人権への配慮が足りないのではないかというご指摘もあり、私も就任後速やかにそのことについては検討すると申しあげました。事務方の説明も受け、自分でもどういうふうに付いているのか確かめました。結論として、4月1日、明後日からではありますが、作動しない状況にします。具体的には、電源とかスイッチを切ることで対応が可能なようですので、作動しない形にします。前の市政から進められていましたが、4月1日からは民間の警備員の方を2名、日中時間帯も市役所に常駐していただくという措置が取られます。このこととあわせて、この防犯カメラについては作動をしないという状況にしますので、ご報告させていただきます。以上です。

【記者】
 警備員2名態勢で常駐させるとおっしゃっていました。どの場所にどう配置させるお考えでしょうか。

【市長】
 具体的にどこの場所というところまでは確認をしていませんが、何かあったときには対応できるようにということで、市役所に常駐しているということです。

【記者】
 今の防犯カメラの件の確認ですが、作動しない状況にするというのは、撤去するということとは少し違うニュアンスですが。

【市長】
 私としては同じだと思っています。物はご覧になられましたか。あれを機械的に取る行為を直ちにするかというと、してもいいのですが、それよりも簡単に作動しないと。それは、「なんだ、実は撮っているのではないか」みたいな疑念を抱かれるようなことがあると、それは全くそうではありませんということを、信頼・信用していただくということが大前提であります。もしそれでも納得をしていただけないということであれば、また検討しようと思います。まずは一番、とにかく使わないということです。私としては同じ意味だと思っています。

【記者】
 仕組みそのものは廃止するということですか。

【市長】
 そうです。

【記者】
 生活保護課の中では、以前、刃物を持った人が来たという事件があったのですが、職員の安全を担保するという面においては、作動させなければいけない時ももしかしたらあるかもしれないと思います。そのあたりはどうお考えですか。

【市長】
 一番大きな案件があって、それで庁内的にも検討してああいうことになったと。一方で、メディアの皆さんもお感じになっているように、やはり、そこにそういうものを付けることは別の意味を持つということを、私自身もこの間いろいろご指摘を受ける中で考えてきました。ですので、まずは警備員の配置ということで、代替措置的な意味合いを持たせることができると思います。今のところ、この設置以降、設置以前も含めて、そうした事態が起きていませんので、今後、このままでは対処できないような状況が起きたではないかとなったときに、今度は本当に市民の皆さんのご理解も得て、何か別の措置が必要になるのかどうかということは、その時点から考えるということが基本的なスタンスです。

【記者】
 市民の皆さんから、松くい虫対策の農薬散布、空中散布について反対する声が上がっているのですが、それについては市長の考えはいかがでしょうか。

【市長】
 これもすでに報道では発表になっているかどうか。4月下旬に四賀地区で今までの箇所とは違う新たな箇所で散布をするかどうかの協議会が開かれる予定になっています。私としては、この協議会に入るまでに改めて専門的な知見を関係者の方々からしっかりと聴取して、空中散布の効果、空中散布の副作用、現実にまだ顕在化はしていないが、類推される状態がどういうことなのか。さらには、子どもたちをはじめとした人たちへの影響、あるいは松本という都市がこれからどういう都市を目指していくのかといった観点から、総合的に判断をしたいと思います。これは下旬のこの協議会までに、この空中散布についての私としての判断をしたいと思っています。

【記者】
 4月ということでしょうか。

【市長】
 そうです。

【記者】
 止めるということも含めて検討したいという。

【市長】
 今の段階で方向性はそこまで出していませんが、少なくとも、あらゆる選択肢の中からどうするかを判断したいと思っています。

【広報国際交流課長】
 以上で市長記者会見を終わります。

※この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理したうえで作成しています。

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