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第31回 受賞作品

ページ番号:290-976-379

更新日:2019年11月12日

石垣とサツキの栽植
最優秀賞 石垣とサツキの栽植

 松本市景観賞は、景観に対する市民意識の高揚と、良好な景観形成に向けた市民のまちづくり活動の推進を図るものとして、平成元年にはじまりました。本年度は、最優秀賞1件、部門賞2件、奨励賞8件の全11作品が受賞となりました。これまでの応募総数は849件にのぼり、受賞作品数は265件をかぞえます。

令和元年度 松本市景観賞総評

景観賞選考委員会 会長 石井信行

 今年度の最優秀景観賞は、建築物・工作物部門に応募された「石垣とサツキの栽植」に授与されました。選考委員会は応募部門にしたがって本物件を工作物(石垣・植栽)として審査いたしましたが、その姿が最優秀賞に相応しいということだけではなく、刈り込みを始めとする手入れを基本的に所有者の方が自ら行っていることがまちづくり活動にも通じるとして高く評価しました。一方、まちづくり活動部門については、応募が2件のみで昨年度の6件と比べると少ない中で、なわて通りにおける「水と緑 物語のある街づくり」が部門賞を受賞しました。今年度はまちなみ部門についても落選となった1件の応募のみで、「まとまり」として景観を形成しているものの応募が少なかったことは残念です。
 昨年度までの名称「公共施設部門」から変更した「オープンスペース部門」には2件の応募があり、共に奨励賞を受賞しました。そのうち「白骨温泉隧通(ついとお)し」は景観保全を伴う砂防工事で、有名な観光地であることから修景が施されたものですが、土木分野においても事業の結果が人の目に触れるものについては景観が常に意識されることを期待します。
 建築物・工作物部門では今年度特に植栽などの「みどり」が議論になりました。当賞は建築賞ではないので、建築物もそれが建っている敷地全体の外部からの見えを評価対象としています。部門賞となった「緑地帯に隣接している庭のある家」は近年の流行である里山にも通じる多くの樹種を用いて地域の緑化に貢献していることが高く評価されました。一方で、市の景観計画で求められている緑化率(敷地の空地面積に対する緑化の割合)を数値的に満たすものの、外部からは認識しづらい建物の背面に配置されていたり、デザイン的配慮が感じられないものなどが応募作品の中にもあり、設計者や施工者の方々にはこのルールが意図することを十分理解して、これまで景観賞を受賞した建築物を参考に、適切な対応をして頂きたいと願います。また、草木は手入れをしないで放置しておくと荒れた様相を呈してしまい、景観のために植えたものが却って街の雰囲気を壊してしまうことになりますので、植えた後のことも考えた樹種の選定をすることや、大変なことは承知していますが、十分な手入れをして頂くことを希望します。
 松本市景観賞が、市民の方々に身近なところに良い風景があることを知って頂くきっかけになることを期待しています。

景観賞選考委員会 副会長 宮沢 功

 今年度の景観賞、最優秀景観賞を受賞した建築物・工作物部門の「石垣とサツキの栽植」、部門賞を受賞した「緑地帯に隣接している庭のある家」は、いずれも松本の特徴である宅地外構の緑を活用したものです。「石垣とサツキの栽植」については外構の全体をサツキと石による特徴的な景観とし、その手入れを住宅のオーナーが念入りに行い、季節の変化など街路に向けての素晴らしい景観を提供していることが評価されました。「緑地帯に隣接している庭のある家」は応募された家の周辺にある中央児童遊園地、三角緑地帯、中央緑地帯と連携させ、宅地外構の緑を積極的に活用し周辺の住宅地の景観を豊かな緑景観として成立させている点を評価されました。これら植栽に関しては松本の歴史的な自然景観、屋敷林や宅地外構などの特徴を生かしつつ樹種や管理などを考え松本における新しい景観として定着することを期待したいものです。
 奨励賞の中では、車社会の大規模商業施設の一角で伝統的住宅を生かした宿泊施設と明るいカフェ「カフェ、泊まる、CASTANA」やお城を意識した建築と外構植栽を試みた「夜に明かりを灯すショールーム」、松本駅アルプス口からの眺望を配慮した色彩の「松本協立病院」、駐車場内に植栽とベンチによる憩いの空間を設定した「松本城大手門駐車場」など性格上、無機質になりがちな施設に対する景観上の配慮が評価されました。現実はまだ十分とは言えない部分がありますが景観を意識した着眼点としては評価されるものがあり、これからのより一層の努力を期待したい意味を込めて奨励賞が授与されました。特に自動車のショールームや規模の大きい病院、その他の車対象の大規模施設などは、発展する街の景観としてどの様に調和させ、新しい松本の景観を創って行くのかがテーマとなります。今まで培ってきた松本の景観とこれからの新しい松本らしい景観に対する挑戦を心から期待いたします。

最優秀景観賞

石垣とサツキの栽植

《 建築物・工作物部門 》

所在地:梓川上野2159
所有者、施工者:古沢 良平

 眼下には松本平が広がり、りんご畑のなかに点在する集落のなかに広がる美しいサツキの波と石垣の栽植に圧倒されました。庭は剪定したり、枯れたものの植え替えをしたりと年々変化するなか、個人で行っている行き届いた手入れには、非常に感激しました。花、雪など四季を通じて訪れてみたい栽植で、戸建て住宅の外構として一つの究極の姿だと思います。かつての植木屋さんはこのような庭づくりを得意とし、地域の屋敷庭として存在していました。背景にある山を借景に庭造りしており、屋敷の裏側には屋敷林があります。これにより地域全体の意識が高まることを願います。どの世代が見てもすごいと感じるサツキの迫力と、それを維持する住まい手のきめ細やかなメンテナンスは、松本の外構のひとつの在り方を示しています。

部門賞

緑地帯に隣接している庭のある家

《 建築物・工作物部門 》 

所在地:蟻ケ崎六丁目16-2
所有者:小口 京吾
設計者:mA建築計画工房
施工者:松本土建株式会社/安曇野作庭

 隣り合う緑地帯と関係性を持ちつつ、豊かな緑が道路を遮ることなく効果的に植栽されていて、様々な樹種を織り交ぜた柔らかい雰囲気づくりに好印象を持ちました。建物は少し背が高く、壁面が多いにもかかわらずその圧迫感を豊富な緑が打ち消しています。植栽に壁面の白と屋根のモスグリーンが効果的でした。なお、緑が少ない駐車場にもう一工夫と、全般に植栽が少し過密と感じるので、樹木の数を減らす、枝を間引くなどこれ以上伸ばさない工夫があると魅力的な空間が維持できると思います。塀が多い住宅地のなか、可憐な綺麗な花が咲いていて、窓から手を伸ばすと触れることができる身近で豊富な植栽に松本らしさを感じました。

水と緑 物語のある街づくり

《 まちづくり活動部門 》 

活動場所:大手三丁目、四丁目
活動者:ナワテ通り商業協同組合

 まち全体が盛り上がっている空気があり、イベントのない日常の一コマにもいつも人がいることは、今まで積み重ねてきたまちづくりの成果だと思います。かえる祭りや水辺のマルシェは全国から集まるボランティアを積極的に地元商店街が受け入れ、まちを盛り上げる姿勢も素晴らしいと感じます。
 新しい取組みができる土壌を持った商店街なので、いつ来ても誰でも楽しめる通りとして営業時間の工夫や、女鳥羽川の日常的な活用につながる取組みが生まれると魅力に磨きがかかります。昭和時代のとても賑やかな通りが、一時の衰退を経て、現在は地元の方々に変わり主に観光客が「なわぶら」しており、長年こつこつ手を入れてきた個性的なまちづくりは、市民に愛される松本らしい活動です。

奨励賞

カフェ、泊まる、CASTANA

《 建築物・工作物部門 》

所在地:並柳二丁目3-2
所有者:ミューチュアルフードサービス株式会社
設計者、施工者:株式会社 ワークスゼロ

 並柳が車中心の景観に近づきつつあるなか、カフェもなかったこの地域に、このわくわくする建物が出来たことが地域の貢献につながっていることを評価します。東側のデッキは昔のゆったりとした並柳の空気を感じ、室外機の塗装や、当時の玄関を喫煙所に変えるなど、細かい配慮にも好感が持てます。狭い敷地ですが、植栽がもう少し豊かになるとさらに魅力が増すので、この一角が地域の清涼剤の役割となるよう頑張ってほしいと思います。

クロリ BREAD&LIFE

《 建築物・工作物部門 》

所在地:蟻ケ崎一丁目-1-50
所有者:加藤 洸介
設計者:news設計室 丸山和男
施工者:株式会社 エムエーシー

 信州の木をふんだんに使った明るいナチュラルな雰囲気の建物は、パン屋さんらしく好感が持てます。特に魅力的なのは看板です。パン屋さんが生き生きとしてくるようで、サインを含めて全体的に色のコントロールがされていて、特に壁の色は空に溶け込む心地よい印象です。
 駐車場については、空庫時の無味乾燥な印象を和らげる意味で、もう少し緑があると良いですし、入口のスロープ対応や経年後のウッドチップの処理が気がかりなところですので、今後の展開に期待します。

夜に明かりを灯すショールーム

《 建築物・工作物部門 》

所在地:本庄二丁目2-20
所有者:長野トヨタ自動車株式会社
設計者:清水建設株式会社関東支店 一級建築士事務所
施工者:清水建設株式会社関東支店

 地域性に着目して、歩く速度で計画された落ち着いた建物や看板に好印象を受けました。緑豊かな外構にしたことで、コンクリートの固い印象を柔和させ、無味乾燥になりがちなショールーム建築を和らげていると感じました。防災公園から整備場が見えることは好ましく、夜の灯りは、夜間景観の創出と防犯上の効果ももたらします。なお、看板や路面の木目調の部分に自然素材を使ったり、植栽が一層豊かになるとより素晴らしい環境になるので、今後の取組みに期待します。

枡形跡広場の看板

《建築物・工作物部門 》

所在地:大手三丁目3-1
所有者:松本市
施工者:アカネPR
設計協力:中信広告美術事業協同組合

 小さく分割されたサイズに「くの字型」の形状は、楽な姿勢で読める理にかなったデザインです。イベント時には移動でき、地面には歴史的な建物の煉瓦が再利用され、昔の松本を感じます。なお、両側のプランターが掲示板を隠してしまっていることや、掲示板前に立ち止まると歩行者の妨げになるので配置を工夫したり、見やすい掲示物の作成や風雨による劣化防止の取組みにより、さらに良いものになると感じます。これから広場全体として考えるべき課題が沢山ありますので、今後の広場の行方に注目したいと思います。

街をつなぐ家/L-House

《 建築物・工作物部門 》

所在地:和田8000-363
所有者:中島 誠
設計者:進藤圭介建築研究所
施工者:建築工房 時遊館 / アートエデン株式会社

 建物の素材と配色への配慮や、雨戸や格子の形状などの奇抜でない細やかな工夫により、落ち着いた雰囲気を感じるとともに、外へ向けた植栽配置に松本らしさを感じます。なお、窓や玄関前にある高木が際立つ一方、目隠しの閉じた印象も受けるので、南東角の植栽まで中高木の緩やかなつながりがあると、一体的で魅力的な佇まいになると感じました。今後、住宅から生活感がほどよく滲み出て、植栽と調和した住宅地ならではの緑豊かな景観に成長することを願います。

松本協立病院

《 建築物・工作物部門 》

所在地:巾上9-26
所有者:社会医療法人 中信勤労者医療協会
設計者:株式会社 内藤建築事務所
施工者:戸田建設株式会社

 松本駅アルプス口の階段を下りてくると、ガラス張りの軽やかな建物が目に入ってきています。以前は、暗い印象の道だったものが、建物の改修により駅からの人を迎える明るい解放感のある広々とした印象に変わりました。松本駅からの見え方を非常に意識した遠景への配慮を評価します。
 なお、建物への入り方が不明瞭なので、動線部にもう少し植栽があると良いと感じます。また、駐車場内の構造物のメンテナンスや植栽の日常的な手入れ、交通誘導用具の整理などがあるとより良い環境になると思います。

白骨温泉隧通し

《 オープンスペース部門 》

所在地:安曇白骨温泉
所有者:国土交通省 北陸地方整備局 松本砂防事務所
設計者:応用地質株式会社
施工者:川瀬建設株式会社 / サワンド建設株式会社

 元来、安全性と機能性を優先され、コンクリートなどの構造物がむき出しになるところを、自然に近しい質感を出した努力を評価します。土木構築物は本来景観の良い場所にありますが、景観を意識したものが少数であるのが実情です。川底まで行かないと見えないところもありますが、そこまでの維持管理を含めた通路整備が充実するとより良い場になると感じました。課題として、構造物に作り物感があるので、今後の土木構造物の景観配慮技術の向上に期待します。

松本城大手門駐車場

《 オープンスペース部門 》

所在地:大手二丁目4-19
所有者:松本市
設計者:株式会社 アンドー / 株式会社 三友ファシリティーズデザイン
施工者:株式会社 村瀬組 / 大伸土木株式会社 / 川窪建設株式会社

 機能的に区割りされてしまう駐車場が多いなか、利用者をはじめとした人にやさしい施設で、松本城との親和性や六九町の朝市の取組みに松本らしさを取り込んでいます。ベンチはまちの人も利用できるよう配置されていて、緑のカーテンをはじめとした緑のボリュームからも良いオープンスペースであると感じられます。なお、悪目立ちしている印象がある大型車のサインを改善し、敷地境界に沿った植栽帯はもう少し広くとれるとさらに良い環境になります。駐車場の試みとしては非常に良いので、今後、博物館をはじめとする松本城周辺との連動性が生まれることを願います。

お問い合わせ

建設部 都市政策課
〒390-8620 長野県松本市丸の内3番7号(本庁舎5階)
電話:0263-34-3251 FAX:0263-34-3202

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