このページの先頭ですサイトメニューここから
このページの本文へ移動
松本市:ホームへ
  • 音声読み上げ・文字拡大
  • Multilingual
  • サイトマップ
サイト内検索
  • くらし・手続き
  • 健康・福祉
  • 子育て・教育
  • 施設案内
  • 松本の魅力
  • 市政情報
サイトメニューここまで

本文ここから

平成28年度 受賞作品

ページ番号:137-994-181

更新日:2016年12月28日

 松本市景観賞は、市民意識の高揚と、良好な景観形成に向けた市民のまちづくり活動の推進を図るものとして、平成元年にはじまりました。
 本年度は、最優秀賞1件、部門賞3件、奨励賞5件の全9作品が受賞となりました。
 これまでの応募総数は776件にのぼり、受賞作品数は230件をかぞえます。

最優秀景観賞

上高地のバス停

所在地:安曇上高地 帝国ホテル前
所有者:上高地町会
設計者元川 嘉治
施工者: 向井建設 株式会社

 特に評価したいのは公共性の高いバス停の待合施設が本物の材料を使い、上高地の風景の中で周辺の深緑の木々と呼応している姿です。コンパクトな建築物や工作物が、景観を構成する要素としていかに重要で力を注がなければならない存在か、その重要性を改めて気づかせてくれました。
 コンパクトでありながらも石とガラスと木の質感が調和し、清閑とした森の中に佇んでいる姿に美しさを感じます。背後の木々に視線が抜けるような窓配置、同じ材質を使いながらも建物の内と外で色彩を変化させるなど、丁寧に作り込まれているところに好感が持てます。利用者はこのバス停施設でバスを待ちながら、上高地で過ごした時間と共に自身が風景の一部になっていることに気づくかもしれません。
 上高地エリア全体のブランディングのためにも、上高地の他のバス停も、周辺環境と調和した同様の雰囲気を感じさせるデザインに整備されることを期待します。
 最後に、上高地の景観の質をさらに高めるためにも、バス停に置かれたバスストップのデザインがバス停と一体的にデザインされ、上高地へと向かう道中の景観がより質の高いものとなることを願います。

部門賞

《 建築物・工作物部門 》 松本ホテル花月

所在地:大手4-8-9
所有者:松本ホテル花月  松岡 喜久子
設計者:有限会社 永山祐子建築設計
施工者:渋崎建設 株式会社

 明治29年創業のホテル花月は、松本の歴史が反映された重要な建物です。平成6年に受賞した景観賞の上に胡座(あぐら)をかくことなく、今回の改修によりさらなる景観の質の向上に努め、充実した景観の形成に挑んでいるところを評価しました。
 大正ロマンの情景を感じさせる街並みに配慮したグレーの変化、ホテルの顔となる玄関回りの緑化、木を基調としたファサードデザイン、以前の駐車スペースを広場のように感じさせているところなど、周辺の街並みへの配慮が界隈性を感じさせます。上土周辺には景観上重要な建物が多数存在していることから、それらがこの作品に刺激を受けて、周辺景観がより魅力的になるような相乗効果が起きることを期待できます。
 敷地内にある、外堀小路に通じる小水路の横の遊歩道は、水を近くに感じられる魅力的な空間を形成しています。まち歩きをする多くの人がこの空間を発見し、楽しむことができるように歩行者が自然と足を運べるような仕掛けを期待します。

《 公共施設部門 》 あがた児童センター

所在地:県1-3-20
所有者:松本市  ( 所管:こども部こども育成課 )
設計者:株式会社 アーキディアック
施工者:川窪建設 株式会社

 周辺の樹木に自然と馴染むアースカラーを使用した建物が、隣接する心地よい公園空間と相まって質の高い緑の都市景観を形成しています。緑豊かな蚕糸公園側から木々の隙間の先に見る建物は周辺の環境と馴染み、あたかも以前からそこにあったかのような自然な佇まいを感じさせます。道路向かいの保育園の敷地との連続性、外と中からの見え方を意識した格子で囲まれたテラスの空間づくりに、周辺環境への配慮が感じられます。
 こどもたち が思い思いの場所で過ごすための、空間の分節が考えられており、建物と格子に囲まれた半屋外空間から緑あふれる遊具のある空間、広々とした公園へと繋がっていく空間のグラデーションに工夫が見えます。
 利用するこどもたちが居心地よく過ごせる、周辺環境と調和したこのような公共施設が市全域に増えることを願います。

《 公共施設部門 》 松本市営さわんど駐車場バスターミナル

所在地:安曇沢渡4466-52
所有者:松本市  ( 所管:商工観光部山岳観光課 )
設計者:株式会社 アーキディアック
施工者:ハシバテクノス 株式会社

 中部山岳国立公園の玄関口に位置し、上高地のゲート的な役割を担う施設として、上高地の魅力を伝えるとともに、上高地を訪れる年間数万人の観光客が最初に訪れる施設として上高地の景観を印象付ける重要な施設です。
 国立公園のさまざまな規制がある中で、上高地の持つ特徴的な景観を違和感なく表現しており、河童橋周辺の上高地駐車場等の施設と呼応して魅力的な景観を形成しています。
 大屋根の軒下の石と木により構成された広い通路空間は、大型バスが数台停車しても十分な容量を有し、大屋根を支える尖頭アーチのような構造の連続が自然と調和するダイナミックでモダンな空間を形成しています。
 バスターミナルの施設単体としては周囲の環境と調和した優れた景観を形成しているものの、施設内に配置された交通規制の看板等のサインはサイズや色に統一感を欠いており、早急に整理されることを期待します。

奨励賞

アトリエ ブレ

所在地:蟻ヶ崎5-2-8
所有者:有限会社 栗田製菓所
設計者:有限会社 かわかみ建築設計室
施工者:株式会社 奈川建設
     株式会社 庭蒼

 三叉路の交差点に面した高台に佇む洋菓子店は、蟻ヶ崎のランドマークとなる存在です。三角形の敷地にある既存の石垣を活かし、漆喰塗りの白い壁とグレーの屋根のシンプルな外観に、オーニングの落ち着いた赤と植栽の緑がアクセントとなり、お店を印象付けています。
 南側の交差点から見上げた正面にお店の顔を作り、駐車場と階段の2方向から訪れるお客様を、前庭の木々が入口へと導きます。南、西、東と眺める場所に応じて異なる表情を見せる外観は、訪れる人をワクワクさせることでしょう。
 1つ1つのフォルムやディテール、素材等にこだわりが見られ、洋の中にちりばめられた和の要素が懐かしさを感じさせ、まるで昔からあったかのような親しみのもてる洋菓子店を演出しています。
 駐車場周りがやや寂しい印象のため、よりいっそう誘い込まれる工夫がされると良くなるでしょう。また、周囲に掲げられたのぼり旗の扱いについて、お店の雰囲気や周囲の景観を意識された使い方をおすすめします。
 時が経つにつれ、より一層周囲の景観へ馴染むことが期待されます。今後もまちの洋菓子屋店として訪れる人々を楽しませてください。

(一社)森林風致計画研究所

所在地:蟻ヶ崎5-2-59
所有者:清水 亮
設計者:源池設計室 轟真也+轟洋子
施工者:株式会社 滝澤工務店

 松本の市街地を望む優れたロケーションにゆったりと配置された作品です。大きな窓で建物の屋内と屋外とをつなぎ、広い庭を前景に市街地の風景を借景とする、斜面上の敷地の使い方が優れています。
 使われている色調のコントラストが美しく、緑豊かな空間は住宅街との調和が見られ、潤いある景観を創出しています。また、建物には部材ごとに異なる種類の木材を使用し、広くオープンな庭には多様な植物が植えられ、里山のような豊かな表情を見せています。
 建物を中心として眺望のための東側と、日々の生業のための西側とで、表と裏が明確になっているように感じました。しかし敷地の外からは全体が俯瞰されて表裏という別々の空間に区切られることはないので、西側の作業場や倉庫等の見え方に対しても景観的な配慮をして頂くと、一層魅力が増すと考えます。

英語教室の家

所在地:沢村3-2-3
所有者:清野 繁宏
設計者:源池設計室 轟真也+轟洋子
施工者:株式会社 滝澤工務店

 住宅街の通りが直角に折れる突き当たりにあり、周囲の景観と調和しながらも、通りのアイストップとなる印象的な住宅です。敷地内の建物や植栽の配置が非常に巧みで、通りに面した建物の壁面を背にしたシンボルツリーが特に印象深く、この住宅街の雰囲気をつくりだしています。また、通りと駐車場の空間が連続することで、狭い住宅街の通りを広く感じさせています。
 全体的に落ち着いた外観でありつつも、外壁のテクスチャーの使い方や、英語教室と住宅部分の対照的な色遣いなど、デザインにおいても細やかな配慮に優れています。
 ただし、コンクリート打ちっぱなしの駐車スペースがやや表情に乏しい印象となっているため、目地切や緑を加えるなど建物全体の細やかな工夫がされると、さらに住宅街の模範となる景観を形成する住宅となるでしょう。

つながる家

所在地:島内1276-1
所有者:高山潔、高山雅詩
設計者:株式会社 国興一級建築士事務所
施工者:株式会社 国興

 田園風景の中で屋敷林に囲まれた二世帯をつなぐ住宅です。明るく落ち着いた外観、周囲からの見え方へ配慮した造りと屋敷林の効果によって、圧迫感を感じさせないつくりとなっています。
 住宅へのアプローチの動線と、道を挟んだお宮の参道の軸線をつないだこと、また、住宅の周囲で垣間見える営農の様子から、敷地の外とのつながりを感じました。この付近を通りかかった人が、住んでいる人の暮らしを想像させるような雰囲気を持っています。
 旧来の農家の建物から一新したモダンな建物と、以前のまま残された屋敷林と石垣が、時間の経過とともにどのような田園景観を未来につなげていくのかを期待しています。また軸線だけではなく、砂利道となっているお宮の参道に導かれるようなしつらえの工夫がなされると、地域とのつながりを強く感じる作品となるでしょう。

きれいな緑の芝を守る芝沢小学校のPTAの皆さん

所在地:和田1118番地 芝沢小学校
活動者:芝沢小学校PTA

 学校名の芝にちなんだ開校当初からの取り組みが、活動を支える人の輪を広げ、世代を越えて引き継がれていることを評価しました。PTAの皆さんだけでなく、児童や先生方を含めた学校ぐるみで取り組まれ、さらに外部事業者からの技術的な指導をあおぐなど、芝生を守っていくための体制づくりは、想いの強さをあらわしているのでしょう。
 小学校の周囲には田園風景が広がり、遠くにはアルプスの山並みが映える緑豊かな環境の中、校庭で実際に児童が緑に触れ育つ環境が整えられていることは、松本の景観への愛着を育むという点でも意味のある活動であると考えます。
 今後、芝生が校庭の中央部分だけでなく、校庭の遊具まわりや敷地全体へ広がり、児童が学校で豊かに過ごす支えとなり、それが次の世代へ引き継がれていくことを願っています。

お問い合わせ

建設部 都市政策課
〒390-8620 長野県松本市丸の内3番7号(本庁舎5階)
電話:0263-34-3251 FAX:0263-34-3202

この担当課にメールを送る

本文ここまで

サブナビゲーションここから

以下フッターです。