セミの抜け殻を見分けよう!
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更新日:2017年11月21日
セミの秘密をちょっとだけ教えます。
皆さんはセミの抜け殻って種類によってどこが違うかわかりますか?同じように見えて実は違うセミの抜け殻。種類によって見分けるポイントを見てみましょう。(写真提供、考察協力 松本むしの会 丸山潔氏)
抜け殻の大きさ
いろいろなセミの抜け殻
抜け殻は種類によって大きさが全く違います。松本で一般的に見られるセミで一番大きなセミは、エゾゼミで4センチ程です。一番小さなセミはハルゼミで、2センチ弱の大きさです。また、ニイニイゼミは抜け殻に泥が付いているので、他のセミに比べて見分けやすいですよ。
抜け殻の触角の違い
抜け殻の触角も種類によって違います。小さいので、ルーペを使って拡大して観察してみよう。抜け殻の触角は壊れやすいので、やさしく触ってね。
アブラゼミとミンミンゼミ
アブラゼミとミンミンゼミの触角
触角に生えている毛の多さと太さが違います。
ヒグラシとツクツクボウシ
ヒグラシとツクツクボウシの触角
触角の太さが違います。また、ヒグラシの触角の方が一般的に毛が多いです。
ハルゼミとエゾハルゼミ
ハルゼミとエゾハルゼミの触角
第4節の長さが、3節と5節を合わせた長さより長いのか短いのかといった点が異なります。とても小さな違いなので、しっかり見ないと分かりません。
抜け殻の前脚の違い
エゾゼミ、コエゾゼミとアブラゼミ、ミンミンゼミ
エゾゼミ、コエゾゼミとアブラゼミ、ミンミンゼミの前脚
赤い矢印で示した場所の幅が違います。
抜け殻で見分けるオスとメス
オスとメスの違い
抜け殻のお腹側を見ると、オスとメスで違いがあります。
