線彫六地蔵尊像
ページ番号:238-720-424
更新日:2018年10月1日
(読み方)せんちょう ろくじぞう そんぞう
線彫六地蔵尊像
- 指定等区分 松本市重要文化財
- 指定年月日 平成23年3月22日
- 種別 彫刻
- 所在地 松本市波田6011
- 所有者 盛泉寺
- 時代区分 江戸時代前期
波田地区最古のお地蔵様
波田地区のなかで、造立年代の刻まれたもっとも古い地蔵尊で、高さは66~90cm、幅は44~56cmです。自然石に線彫で六地蔵が刻まれていますが、当時の人々の頼みで、名もなき石工が刻んだものではないかと推測されます。1体ごとに表情が異なり、素朴な味をもっているため、かえって趣が深いものになっています。いずれの像にも、寛永12年 (1635) 6月吉日の記年がありますが、これは若澤寺参道に丁石が建てられた年月と一致しており、その頃の村人の信仰心の高まりが偲ばれます。
(向かって左の像から造立者銘)
施主 大瀬伝衛門/□□□□□
施主 □氏左衛門
施主 倉沢祢衛門
施主 上條長衛(以下埋没)
施主 (判読困難)
施主 竹田□元衛門
