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松本城大手門枡形跡の発掘調査

ページ番号:699-674-779

更新日:2013年2月4日

 松本市教育委員会では松本城大手門枡形跡(まつもとじょう-おおてもん-ますがた-あと)の発掘調査を平成24年7月30日から12月28日にかけて実施しました(調査面積215.5平方メートル)。その結果、枡形を囲む石垣の基礎や埋め立てられた堀の一部、堀の中に捨てられた当時の屋根瓦などが発見されました。

大手門枡形とはどのようなものでしょうか?

 枡形(ますがた)とはお城や砦などの防御施設の一種です。城門の前面に、正面からは進入できない形の小規模な広場を設けて、敵軍を足止めして攻撃する仕組みになっています。
 松本城大手門は、松本城三の丸の正面入り口として堅固な防御施設が築かれており、大手門めがけて南から攻め寄せた敵が女鳥羽川を渡っても、一旦直角に東に曲がらないと門の前面に到達できないようになっています。その直角に曲がったところに設けられているのが大手門枡形で、北側は大手門、西・東・南側の三方は総堀に囲まれており、さらに堀との境には塀が巡らしてありました。

松本城大手門枡形の位置
総堀(一番外側の堀)に囲まれた三の丸の南端に大手門枡形があります

今回の発掘調査では何が発見されたのでしょうか?

 今回の発掘地点は、以前はビルが建っていた場所で、地中の遺跡はビル建設の際に破壊されてしまったと思われていました。しかし、発掘を始めてみると、現在の地表の1~1.5メートル下から枡形の周囲を固めた石垣の下段の部分が現れました。発掘地点は枡形の東縁が総堀と接する場所にあたり、南北に約30メートル近く石垣が続いている状態で出土しました。この石垣は、長さが50センチ以上もある巨大な石材を横長に積み上げて築かれていました。
 また、枡形に接する総堀の一部も埋められた状態で発見されました。堀の中からは、堀を埋める際に一緒に捨てられたと思われる、大手門や塀の建築部材、屋根瓦がたくさん出土しました。
下の写真は中央の巨石が石垣の東面、手前側が堀で、堀の中からは木材や大量の瓦、小石などが出土しています。

大手門枡形の石垣発掘状況
地下に残っていた枡形の石垣と堀

出土した瓦はどのようなものでしょうか?

 枡形の東側にあたる堀の中からは大量の瓦が出土しました。これらの瓦は、大手門や周囲の塀の屋根の上に葺かれていた屋根瓦で、明治維新の後に門を壊して堀を埋めるときにいっしょに捨てられたものと推測されます。瓦には紋様が付けられているものが多く、その中には歴代城主の家紋である「丸に立ちおもだか(水野氏)」、「はなれ六ツ星(戸田氏)」が見られます。下の写真は水野氏の家紋が付いた丸瓦です。
 江戸時代以前の屋根瓦は現在のものとは異なり、「平瓦(ひらがわら)」と「丸瓦(まるがわら)」という2種類の瓦を組み合わせることによって屋根が葺かれていました。これを「本瓦葺き(ほんがわらぶき)」と呼びます。特に丸瓦、平瓦の軒先に当たる部分は「軒丸瓦(のきまるがわら)」「軒平瓦(のきひらがわら)」といって紋様が付けられていました。今回の発掘で出土した軒丸瓦には家紋や「巴文(ともえもん)」、軒平瓦には「唐草文(からくさもん)」が見られます。

大手門枡形跡出土の瓦
大手門枡形の東側の堀の中から出土した丸瓦(丸に立ちおもだか)

現地見学会を開催しました

松本城大手門枡形跡、現地見学会写真1
11月3日、現地見学会の案内掲示

 松本城大手門枡形跡の発掘調査の成果を市民の皆さんに知ってもらうために、11月3日に現地見学会を開催しました。
 当日は晴天に恵まれ、折から行われていた市民祭の人出も相まって、4時間で1,363人の皆さんが発掘現場を見学し、発掘担当者の説明に耳を傾けました。参加者の皆さんからは、「この場所に、こんな遺跡が残っていると思わなかった。」「この場所はこれからどうなるのですか。」「石垣はこのまま残して活用してほしい。」など、さまざまなご意見・ご感想をいただきました。
 この場所は多目的広場の整備を予定していますので、今回の発掘成果を、松本城に関連する重要な遺構として後世に伝えられるよう、ふさわしい活用方法を検討していきます。

お問い合わせ

松本市教育委員会 文化財課 埋蔵文化財担当
〒390-0823
 松本市中山3738-1
電話:0263-85-7064 FAX:0263-86-9189

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