[ 2006年7月27日 更新]
撮影日:2006年7月14日
撮影場所:松本市美術館
再生時間:2分16秒
松本市出身の書家で文化功労者の上條信山の生誕百年記念展が7月15日から美術館で始まりました。
上條信山は、教育・芸術・国際交流等多方面において活躍し、89歳で亡くなるまで現代日本の書に活力を与え続けました。今回展示される作品も、太い線やほとばしる墨が印象的で、迫力のあるものとなっています。
記念展の表題「書 壮心やまず」にもなった作品「壮心」は晩年好んで書いた文字で、あふれる創作の心を表現しています。その他、石碑の拓本や愛用した筆などの作家関連資料等を展示し、その書と人の魅力に迫ります。
開幕前の7月14日には開会式と内覧会が開かれ、関係者約200人が来場しました。書道教室の全国組織・書象会(しょしょうかい)の田中理事長や、家族による作品の説明会をとおして、作品に対する理解を深めました。
上條信山は1907年、当時の神林村に生まれ、25歳で上京、28歳で宮島詠士(みやじま えいし)への師事がかないます。
詠士は展覧会に出品することなく、その書は、いわゆる書家のそれとは全く異質のものでした。1943年に詠士が他界したのち、信山は展覧会へ出品していくこととなりますが、師の教えに背いて書壇で活動することへの自責の念は、終生少なからずあったことでしょう。しかしそれにも増して、詠士の書法を継承し、発展させることが恩返しであるという思いが、更には芸術としての探求心が信山をつき動かしていたのではないでしょうか。
会期は9月24日までで、期間中、作品の解説会や講演会など様々な関連イベントも企画されています。料金は大人1000円、高校生・大学生と70歳以上の松本市民は600円、詳しくは松本市美術館(電話38-7400)までお問合せください。
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